静岡県は県内最高齢の女性が亡くなったと発表

■伊豆の国市の古屋かほるさん　12月25日に114歳で他界

静岡県は、伊豆の国市在住で県内最高齢の古屋かほるさんが今月25日に老衰で死去したと発表した。古屋さんは1908年（明治41年）2月18日生まれで114歳。4年前から県内最高齢者だった。

新たに静岡県で最高齢となったのは、小山町に住む臼井ますさん。1910年（明治43年）12月18日生まれで、今月112歳になった。男性は磐田市の水野清隆さんで、1914年（大正3年）3月14日生まれの108歳となっている。

最高齢者に関しては、今年4月19日に福岡市の田中力子さんが亡くなった。田中さんは1903年（明治36年）1月2日生まれの119歳で、「存命中の世界最高齢」としてギネス世界記録に認定されていた。

福岡県によると、田中さんは老衰のため福岡市内の病院で他界した。チョコレートと炭酸飲料が大好きで、120歳まで元気に生きることを目標にしていたという。

田中さんは世界でも史上2番目に長生したとされている。最も長く生きたのは1997年に122歳で死去したフランス人女性のジャンヌ・カルマンと言われている。

■静岡県の平均寿命は男性21位、女性31位

田中さんが4月に亡くなったことで、大阪府柏原市の巽フサさんが日本の最高齢者となっている。巽さんは1907年（明治40年）4月25日生まれの115歳。今年9月の敬老の日には、生活する高齢者施設で大阪府の吉村洋文知事や柏原市の冨宅正浩市長の訪問を受けている。

厚生労働省が今月23日に発表した都道府県別の平均寿命では、静岡県は男性が81.59歳で21位、女性は87.48歳で31位だった。男性は全国平均をわずかに上回り、女性は下回っている。

この調査は2020年に実施されたもので、厚労省が5年に一度行っている。平均寿命のトップは男性が前回に続いて滋賀県で82.73歳。女性は岡山県で88.29歳となっている。

（SHIZUOKA Life編集部）