浜松駅前には出世大名家康くんのモニュメント

■3月19日にPVとトークショー　お田鶴役の関水渚さん登場

徳川家康と縁の深い浜松市で、NHK大河ドラマ「どうする家康」のパブリックビューイングが開催される。パネル展とトークショーも行われ、お田鶴役の女優・関水渚さんがゲストで登場する。イベントには600人が無料で参加可能。2月9日から申し込みが始まる。

浜松市は、「どうする家康」第11回の放送日となる3月19日に市内にある静岡文化芸術大学の講堂でパブリックビューイングとトークショーを開催すると発表した。第11回の放送を大画面で観覧する。会場には指定席が用意され、抽選で600人が参加できる。

パブリックビューイングは午後6時から6時45分まで、その前後に、お田鶴役の関水渚さんを招いたトークショーが予定されている。関水さんは神奈川県出身の24歳。グラビアアイドルを経て2019年に映画「町田くんの世界」で女優デビューし、ブルーリボン賞新人賞を受賞した。NHK大河ドラマは今回が初出演となる。

浜松市は「どうする家康」初回放送日の1月8日にも、出演者を招いたイベントを開催している。この時は、主演の松本潤さんのほか、山田裕貴さん、杉野遥亮さんが参加し、静岡市と愛知県岡崎市も巡回している。

浜松市は徳川家康が浜松城を築城し、青壮年期の29歳から45歳までの17年間を過ごした地。浜松城城主から後に幕府の重要ポストに就いた人物が多いことから「出世城」とも呼ばれている。市のマスコットキャラクターは「出世大名家康くん」と、家康のまちを全面に押し出している。

ライトアップされた浜松城

■イベント申し込みは2月9日から開始　HPの専用フォームから

浜松市にとって、「どうする家康」は市をPRし、観光客を増やす絶好の機会。毎週の放送を楽しみにしている鈴木康友市長も「最初はCGを駆使して今までの大河ドラマの作り方と違うと感じました。放送回が進むにつれて映像にも慣れてきて、おもしろくなってきました。3月頃からはドラマの舞台が浜松に移ってくるので期待しています」と話している。

現在プレオープン中の大河ドラマ館は、パブリックビューイング開催1日前の3月18日にグランドオープンする。鈴木市長は「プレオープンは累計1万人を達成して上々。グランドオープン後は誘客に向けた施策を講じていきます」と話す。大河ドラマ館と出演者を招いたイベントで、家康ムードを高めたいところだ。

パブリックビューイングの申し込みは2月9日から3月2日まで。「出世の街浜松」のホームページで案内する専用応募フォームで受け付けている。郵便や電話では申し込みできない。1人1回まで、2人分まで申し込み可能。抽選結果は3月7日に通知される。

（SHIZUOKA Life編集部）