2023/02/07
なぜ静岡県議選PRに森保一監督? 前回は人気ユーチューバー起用も最低投票率
■県議選4月9日投票 掛川市生まれの森保監督の知名度に期待
静岡県選挙管理委員会は、4月9日投票の県議会議員選挙の啓発キャラクターにサッカー日本代表・森保一監督を起用する。前回は人気ユーチューバー・はじめしゃちょーさんを起用したが、投票率は戦後最低の46.85%。昨年のワールドカップ・カタール大会でサッカーファン以外の関心も集めた日本代表の指揮官に、低迷する投票率アップを託す。
静岡県選挙管理委員会は、森保監督を県議選のメインキャラクターにした啓発をスタートする。今月14日には森保監督の紹介とポスターを発表するという。
長崎市出身の森保監督は静岡と縁がある。母が静岡県掛川市出身で、自身も生まれてから数か月間過ごしていた。叔父は現在も掛川市で暮らしている。
森保監督を起用した背景には、低迷する投票率がある。県議選の投票率は59.76%だった1999年から下降している。前回2019年には若者の関心を高める狙いや情報拡散を目的に、県内在住の人気ユーチューバー・はじめしゃちょーさんを起用。しかし、結果は46.85%で戦後最低だった2015年の47.88%を下回った。
■過去の県知事選では日本代表選手を起用
森保監督は昨年のワールドカップ・カタール大会で一躍、脚光を浴びた。幅広い世代に知られていることから、投票への関心が高まると期待されている。
静岡県の選挙では、過去にもサッカー選手が啓発キャラクターを務めている。2017年の県知事選挙は、函南町出身で清水東高校を卒業した内田篤人さん。「ウッチー」の愛称で親しまれていることから、顔写真が印刷されたうちわ「ウッチーわ」が配布された。2009年の県知事選では当時、清水エスパルスに所属していた岡崎慎司選手がPRキャラクターとなっている。
(SHIZUOKA Life編集部)