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2023/02/10

浜松市の餃子は初の3位転落も“挽肉県”健在 静岡市はハンバーグとしゅうまいで2位

もやしが乗っているのが特徴の浜松餃子

■餃子の年間購入額 浜松市3位、宮崎市が連覇

餃子のまち・浜松市が史上初の3位転落で話題となっている総務省による「家計調査」。家庭での年間購入金額を調べるものだが、餃子以外にも様々な項目がある。同じ挽肉料理では、ハンバーグが静岡市2位、浜松市が3位と大きく順位を上げた。しゅうまいでも、静岡市は2位に入っている。

 

総務省が7日に公表した「家計調査」は全国の県庁所在地と政令市を対象にしている。昨年の1世帯(2人以上)当たりの購入金額の平均を出しているが、項目は食塩やソースなどの調味料や、まんじゅう、ケーキ、せんべいといったお菓子、コーヒーやスポーツドリンクなどの飲み物と多岐に渡る。

 

静岡県で驚きが広がったのは、餃子のランキングだった。餃子をソウルフードとしている浜松市は昨年の1世帯当たりの購入金額が3435円で、初めて3位に転落した。長年、しのぎを削ってきた宇都宮市は3763円で2位、トップは4053円で宮崎市だった。

 

浜松市は過去10年間で、3連覇を含む5回の日本一に輝いている。1位を逃した年も2位に入っており、3位に転落したのは初めて。宮崎市は2021年に続いて連覇となった。

ハンバーグの年間購入額は静岡市が2位、浜松市は3位

■ハンバーグは静岡市2位、浜松市3位 しゅうまいは静岡市2位

県内では浜松市の結果に落胆する人もいるが、他の項目では明るい材料もある。同じ挽肉を使うハンバーグは静岡市も浜松市も順位を上げた。静岡市は2403円で、2858円の那覇市に次ぐ2位。浜松市は2327円で3位となった。

 

2021年は静岡市が9位で浜松市は4位、2020年は静岡市が5位で浜松市は7位。今回、両市ともにトップ3入りを果たした。

 

しゅうまいの購入額でも静岡市は1493円で、2001円の横浜市に続いて2位に入った(東京都区部を除く)。静岡県は“挽肉王国”となっている。

 

家計調査は、その言葉通りに外食の金額は含まれていない。また、飲食店のテイクアウトや冷凍食品も入っていない。スーパーやテイクアウト専門店などで購入した商品が対象となっている。一部では実態を反映していない調査との指摘もあるが、データ活用の方法次第では自治体のPRや消費喚起につながる。

 

SHIZUOKA Life編集部)

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