2023/05/05
新型コロナ5類移行 静岡県の公表どう変わる? 感染者は週1回発表、非公表の情報も
■5月9日からコロナ5類引き下げ 発表方法と内容変更
新型コロナウイルスは5月8日から感染症法上の5類感染症に移行する。これに伴い、静岡県は新型コロナ感染に関する情報の公表方法や内容を9日から変更する。報道機関への情報提供は原則なくなり、県のホームページで情報が公開される。
社会生活に長期間影響を及ぼした新型コロナは現在、感染症法上「2類」と位置付けられている。しかし、国民の多くがウイルスへの免疫を獲得し、感染しても重症化のリスクが軽減したことから、政府は5月8日に季節性インフルエンザと同じ「5類」へ引き下げる。
5類移行に伴い、新型コロナの外来医療費は原則、自己負担となる。また、法律に基づいた外出自粛要請はなくなり、濃厚接触者の特定もなくなる。学校では発症日の翌日から5日間は出席停止となり、同居家族が感染した児童生徒は自身が感染していなければ出席停止の対象にはならない。ただし、感染した可能性を考慮して休んでも欠席扱いにはしない特別措置は継続される。
新型コロナ感染者に関する静岡県の発表方法や内容も大きく変わる。現在は毎日行われている新規感染者数の発表は週1回に変更される。毎週金曜日の午後2時に県のホームページに情報が掲載される。その他、保健所別の定点医療機関当たりの患者数やワクチン接種実績なども、同じ日時に公表される。
■病床占有率は必要時のみ 死者数は発表なし
これまで毎日発表されていた病床占有率は、感染が再拡大した際などの必要時のみとなる。同じく毎日公表されていた死者数と宿泊療養施設の入居状況は廃止される。
各報道機関への情報提供は原則なくなるため、各自が県のホームページで内容を確認することになる。現在の発表方法は新型コロナが5類移行となる5月8日までで、移行後最初の県の発表は5月12日の金曜日となる。
★新型コロナの感染状況に関する静岡県のHP
新型コロナウイルス感染症-静岡県の感染状況-|静岡県公式ホームページ (pref.shizuoka.jp)
(SHIZUOKA Life編集部)