長泉町と沼津市の間を流れる鮎壺の滝

■長泉町が5年連続1位　静岡市葵区は4位→3位にアップ

不動産会社の大東建託が「街の住みここち＆住みたい街ランキング2023静岡県版」を発表した。住みここち1位は5年連続で長泉町だった。2位は昨年と同じ清水町、3位は静岡市葵区が昨年から順位を1つ上げた。

ランキングは、今住んでいる街の評価を得点化している。「大変満足している」は100点、「満足している」が75点、「どちらでもない」は50点、「不満である」は25点、「大変不満である」が0点と5段階の選択肢が回答者に示された。

静岡県内でトップに立ったのは長泉町。5段階評価の回答で平均値を取った評点は71.3点だった。評点の平均値が50になるように正規化した「偏差値」は69.9となった。

長泉町に住む人は交通の利便性や子育て環境を高評価の理由に挙げている。また、ショッピングセンターや映画館、図書館や病院などが行動範囲に揃っていることなども挙げている。住民への意識調査では87％が今の生活に満足と回答しているという。

2位は長泉町と隣接する清水町。評点は67.0点で、偏差値は61.8となった。長泉町同様、交通アクセスの良さへの満足度が高く、病院やショッピングセンターなどの充実も評価を押し上げた。自然に恵まれているところも暮らしやすさの理由となっている。

3位は静岡市葵区。評点は66.6、偏差値は61.2だった。居住者からは「政令指定都市として規模がちょうど良い」、「生活に便利」、「山と海、両方の自然を満喫できる」といった意見が上がった。トップ10は次のようになっている（数字は左が偏差値、右が評点）。

①長泉町　69.9／71.3

②清水町　61.8／67.0

③静岡市葵区　61.2／66.6

④浜松市浜北区　61.1／66.6

⑤静岡市駿河区　60.5／66.3

⑥三島市　59.5／65.7

⑦浜松市中区　59.4／65.6

⑧浜松市北区　59.1／65.5

⑨藤枝市　58.9／65.4

⑩浜松市東区 58.7／65.3

今回の調査方法は、静岡県に住む20歳以上の男女を対象にインターネット経由で行われた。期間は2月中旬から3月中旬までの1か月で、5404人が回答。回答率は25.6％だった。

（SHIZUOKA Life編集部）