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2023/08/10

浜松開誠館が初出場で勝利 夏の甲子園で令和未勝利は全国に8つ 静岡県は”脱出”

春夏通じて初の甲子園出場となった浜松開誠館は初戦突破

■春夏通じて初の甲子園 浜松開誠館が東海大熊本星翔に逆転勝ち

遠かった白星を手にした。第105回全国高校野球選手権記念大会に出場している静岡代表の浜松開誠館は10日、1回戦で熊本代表の東海大熊本星翔と対戦。5-2で勝利し。静岡県勢として令和初勝利を飾った。今大会前の段階で令和に入ってから夏の甲子園で未勝利だったのは全国で8つ。静岡県は“脱出”した。

 

創部26年目で春夏通じて初めての甲子園出場となった浜松市の浜松開誠館は2点を追う3回、2アウト三塁から広崎蓮選手のタイムリー二塁打を放ち、聖地での初得点を記録した。さらに、5回2アウト一塁から、4番・新妻恭介選手がレフトスタンドへ逆転2ラン。8回にも2点を加えて勝利した。

 

静岡県勢は聖地での白星から遠ざかっていた。今大会まで、令和に入ってから春も夏も勝利を挙げていなかった。

 

2019年(令和元年)】

(春)静岡県から出場校なし

 

(夏)静岡

●1-3 津田学園(三重)

 

2020年(令和2年)】

新型コロナの影響で春も夏も大会中止

 

2021年(令和3年)】

(春)三島南(21世紀枠)

●2-6 鳥取城北(鳥取)

 

(夏)静岡

●2-4 新田(愛媛)

 

2022年(令和4年)】

(春)日大三島

●0-4 金光大阪(大阪)

 

(夏)日大三島

●3-10 国学院栃木(栃木)

 

2023年(令和5年)】

(春)常葉大菊川

●0-3 専大松戸(千葉)

 

(夏)浜松開誠館

〇5-東海大熊本星翔(熊本)

 

■静岡県勢の甲子園勝利 2018年の常葉大菊川以来

静岡県勢が甲子園で最後に勝利したのは、2018年(平成30年)の夏。常葉大菊川が1回戦で益田東(島根)に8-7で勝利し、2回戦も日南学園(宮崎)を3-0で下した。3回戦で近江(滋賀)に4-9で敗れたものの、聖地で2勝を挙げた。この時に1番打者としてチームをけん引していたのが、昨秋のドラフト会議で日本ハムから指名された立正大学の奈良間大己選手だった。

 

2018年は春のセンバツでも、静岡高校が初戦で駒大苫小牧(北海道)に7-0で勝利している。このチームの1番打者は村松開人選手。明治大学を経て、昨秋のドラフトで中日から指名を受けた。

 

今大会を前に、令和になってから夏の甲子園で勝利を挙げていない都道府県は、静岡県を含めて8つあった。宮崎県(宮崎学園)と広島県(広陵)は、あす1回戦を迎える。

 

今夏に令和初勝利を挙げたのは静岡県に加えて、北海道(クラーク国際)、佐賀県(鳥栖工業)。一方、初勝利がお預けになったのは新潟県(東京学館新潟)、群馬県(前橋商業)、鳥取県(鳥取商業)だった。

 

【北海道】

〇クラーク国際 7-1 前橋商

 

【佐賀】

〇鳥栖工3-2富山商(延長12回サヨナラ)

 

【新潟】

  • 東京学館新潟4-5 市立和歌山

 

【群馬】

  • 前橋商 1-7 クラーク国際

 

【鳥取】

  • 鳥取商0-6 履正社

 

SHIZUOKA Life編集部)

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