2023/08/26
児童2人が目撃している図書館で… 25歳の小学校教諭が同僚女性を盗撮
■「盗撮動画を見て自分もできるのではないか」 男性教諭を懲戒免職
静岡県教育委員会は25日、県中部の小学校に勤務する25歳の男性教諭を懲戒免職処分にしたと発表した。この男性教諭は5月、校内の図書館で同僚女性のスカートの中をスマートフォンの動画機能で盗撮したという。
盗撮という行為自体が許されるものではないが、発覚の経緯が前代未聞だった。この男性教諭が同僚女性の背後から盗撮しているところを2人の児童が目撃して教頭に相談。学校側が男性教諭に事情聴取した結果、盗撮の事実を認めた。「盗撮の動画を見て自分もできるのではないかと考えた。一瞬の心の隙で盗撮してしまった」などと話しているという。
校長は警察に通報し、女性教諭は被害届を提出している。男性教諭は逮捕されていないが、県教委は事態を重く見て懲戒免職処分を決めた。
静岡県では昨年、中学生が入浴している様子を盗撮したなどとして、当時裾野市の中学校に勤務していた男性教諭が逮捕され、懲戒免職処分となっている。こうした不祥事が相次いでいることから、昨年度から児童・生徒へのわいせつ事案の根絶を重点施策としている。
例えば、不祥事を起こす教職員のタイプを6つに分類し、他人事としない視点を取り入れた研修を実施している。わいせつ教員対策法の周知や学校相談体制の強化、さらには感情をコントロールするための研修を新たに取り入れた。
ただ、教職員の不祥事は後を絶たない。県教育委員会は今回、盗撮したとされる男性教諭の他にも、掛川工業高校野球部の監督と浜松工業高校ラグビー部監督の男性教諭をそれぞれ、生徒への不適切な言動と体罰があったとして戒告処分としている。
(SHIZUOKA Life編集部)