2023/09/21
3000人が参加するサッカーの試合計画 人口5980人のまちがギネスに挑戦
■川根本町で3日間継続してサッカーの試合開催へ
人口5980人の小さなまちでギネス世界記録が生まれるかもしれない。静岡県中部の山間地にある川根本町で「サッカーのエキシビジョンマッチに参加した最多人数」の更新に挑むイベントが開催される。参加対象は小学生以上で、10月2日が締め切りとなっている。
川根本町で計画されているのは、3000人が参加する試合を開催し、出場人数のギネス世界記録の更新に挑戦するイベント。11月23日正午にキックオフし、丸3日間試合を続ける。
イベントでは、藤枝市出身で元日本代表の名波浩氏がアンバサダーを務める。川根本町の町民やイベント参加者に向け「参加を楽しんで、世界記録をつくれるように頑張ってください。僕も生まれ育ったまちが近いので、このプロジェクトを大きく応援しています」とメッセージを送っている。
川根本町によると、現在のギネス記録は2016年にチリで達成された2357人。記録達成には「人数が11対11の試合を途切れさせない」、「1度もボールに触れていない選手は出場と認められない」、「交代選手は試合に戻れない」といったルールが定められている。
試合の申し込みは2時間枠で、経験者ら本気でプレーしたい人を対象にした「本気枠」と未経験者らワイワイ楽しみながらプレーしたい人向けの「エンジョイ枠」の2種類を設定している。参加時間は2時間枠のうち、30分間となる。
■対象は小学生以上 川根本町外からも参加可能
参加対象は小学生以上で、川根本町外からも参加可能。小学生は付添人との参加が必須で、中学生と高校生は午後10時から午前6時までの時間に参加する場合に付添人が必要になる。
参加費は5000円で、参加者にはオリジナルユニホームがプレゼントされるという。申し込みは「SUN川根スタンドアップ!プロジェクト」のサイトから、10月2日午後11時59分まで受け付けている。開催地は旧川根本町立中川根第一小学校(川根本町徳山100番地)となっている。
川根本町の人口は9月1日時点で5980人と、県内では松崎町の次に少ない。人口の半分以上となる3000人を集める目標を達成し、ギネス世界記録を更新できるのか注目されている。
(SHIZUOKA Life編集部)