球場入口にはベーブ・ルースと対峙する沢村栄治の像

■原監督や江川氏ら出場　レジェンドOBと女子チームが草薙球場で対戦

巨人のレジェンドたちが“伝説の球場”に集結する。読売巨人軍OB会と日本テレビ系列の静岡第一テレビが主催する巨人レジェンドOBと巨人女子チームの一戦が11月12日、静岡市の草薙球場で開催される。レジェンドOBチームは中畑清氏が監督を務め、巨人・原辰徳監や督江川卓氏らが出場予定となっている。

巨人OBと巨人の女子チームが対戦するのは初めて。レジェンドOBチームの出場予定選手はそうそうたる顔ぶれが並ぶ。現在巨人を指揮する原辰徳監督をはじめ江川卓氏や斎藤雅樹氏、川相昌弘氏や篠塚和典氏ら往年のスター、高橋由伸氏や井端弘和氏、高橋尚成氏や片岡保幸氏ら現役を退いてから長い期間が経っていないメンバーも多い。静岡高校出身の高木康成氏も参加する。

巨人の女子チームは巨人が運営する硬式野球クラブチームで、今年から本格始動した。昨年4人、今年16人の選手が入団。全国大会で優勝した選手や女子日本代表の経験者ら、トップレベルの選手が集まっている。アマチュアとして活動し、学業や仕事をしながら練習や試合をこなしているという。監督はOBの宮本和知、コーチは松本哲也氏らが務めている。

夢の一戦の舞台となるのは、「沢村―ベーブ・ルース メモリアルスタジアム」の愛称で親しまれる静岡市の草薙球場。1934年の日米野球で当時17歳で後に巨人の初代エースとなる沢村栄治投手が、ベーブ・ルースら強打者の並ぶ米国打線を1失点に抑えた一戦は語り継がれている。球場入口には現在も2人の像が向き合っている。

伝説の球場に巨人のレジェンドが集結する一戦は、11月12日午後1時からプレーボールが予定されている。チケットは販売中。プレイベントとして9月26日午後4時半から静岡市の新静岡セノバでレジェンドOBを率いる中畑清氏によるトークショーなどが開催される。

（SHIZUOKA Life編集部）