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2023/10/08

サッカーアジア大会3連覇 韓国メディア「歴史塗り替えた」と絶賛 敗れた日本と温度差

アジア大会のサッカー男子決勝で対戦した日本と韓国

■韓国が日本に2-1で勝利 静岡県勢は3選手が出場

中国・杭州で開催されたアジア大会のサッカー男子は韓国が決勝で日本を破り、3連覇を果たした。静岡県勢では静岡学園出身で鹿島アントラーズに所属する松村優太選手らが日の丸を背負った。韓国メディアは金メダルを獲得した韓国代表に対し「アジア大会の歴史を塗り替えた」と絶賛している。

 

宿敵韓国との決勝に、静岡県勢の3選手が出場した。MF松村優太選手(静岡学園-鹿島アントラーズ)とDF吉田真那斗選手(浜松開誠館-鹿屋体育大)がスタメンで起用され、関根大輝選手(静岡学園-拓殖大)は後半途中から吉田選手に代わってピッチに立った。

 

日本は試合開始2分後に先制した。しかし、前半27分に同点とされ、後半に決勝点を奪われて3大会ぶり2度目の優勝を逃した。日本に勝利した韓国は大会3連覇。韓国での注目度は高く、地元メディアによると日本戦に向けて街頭応援が行われ、約400人の警察がトラブルを防いで安全を確保するために配置された。

 

韓国メディアは、今大会は7試合で27ゴールと圧倒的な攻撃力を見せた韓国代表を絶賛した。「アジア大会の歴史を塗り替えた」、「他国を寄せつつけない強さだった」などと報じた。

 

■韓国と日本のコメントに温度差 「モチベーションが違った」

韓国の国民も称賛した。日本との決勝戦は2-1での逆転勝利となったが「点差以上に力の差があった」、「しばらく韓国は日本にサッカーで負ける要素が見つからない」などの声が上がった。フランス1部リーグのパリ・サンジェルマンでプレーするMF李剛仁(イ・ガンイン)が本調子ではない中でもアジアの頂点に立ったことには「総合力の高さが光った」、「大会史上最強のチーム」といった称賛するコメントが並んだ。

 

日本では韓国の強さを認める一方、「オーバーエイジ枠を使った韓国と主力組が参加していない日本では力の差があるのは仕方ない。ベストメンバーなら日本の方が強い」、「日本にとっては経験を積む大会であって、それほど結果を求めていない」といった日本を擁護する声も多かった。

 

また、アジア大会の優勝によって兵役が免除となった韓国代表選手に対し「日本とはモチベーションが違った」、「海外でプレーする選手もいるので、所属するチームにとっても韓国の優勝は喜ばれているのではないか」などのコメントがあった。

 

今大会の日本は大学生の選手が半数を占めた。決勝戦に出場した3人の静岡県勢が今後も日の丸を背負うためには、所属するチームで今以上の存在感を発揮する必要がある。

 

SHIZUOKA Life編集部)

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