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2023/10/09

アジア大会閉幕 メダル最多の中国は日本称える余裕のコメント 静岡ゆかりの選手が話題

アジア大会が開催された中国・杭州

■「追いつくには100年以上かかる」 中国がサッカー日本代表を称賛

16日間にわたって中国・杭州で開催されたスポーツの祭典・アジア大会が閉幕した。最も多くのメダルを獲得したのは中国の383個。中国のメディアや国民は“犬猿の関係”にある日本を称える余裕もあった。中には、静岡学園出身で鹿島アントラーズに所属する松村優太選手を称賛するコメントもあった。

 

9日に閉幕したアジア大会には45の国と地域が参加し、40の競技が行われた。最も多くのメダルを獲得したのは中国で、金メダル201個を含む383個を手にした。日本は金メダル52個、銀メダル67個、銅メダル69個の計188個。前回2018年のジャカルタ大会より17個少なかった。

 

国際大会では日本を批判することも多い中国だが、今回のアジア大会ではメダル数で圧倒した余裕からか、“謙虚”な意見が目立った。男子サッカーの決勝で韓国に1-2で敗れた日本に対し、地元メディアは「大学生中心で銀メダルを獲得した日本は称賛に値する」、「日本サッカー界全体のレベルの高さを象徴する戦いだった」などと報じた。

 

インターネット上でも「大学生が多い中で韓国を追い詰める日本のレベルの高さに驚く」、「中国代表は大学生中心の日本代表にも歯が立たないだろう」、「日韓の戦いを見ると、中国が両国に追いつくには100年以上かかると感じる」などのコメントが並んだ。

 

また、男子サッカーで今大会はチームの中心を担った静岡学園出身で鹿島アントラーズに所属する松村選手が中国で話題となった。準々決勝で再三のラフプレーに負けず、北朝鮮に勝利。決勝ゴールとなるPKを決めた松村選手に対し「荒れた試合の中で落ち着いていた」、「プレッシャーがかかる場面で当たり前のように大きな仕事をこなした」などとSNS上で称賛された。

 

ゴール後に中学生YouTuberの挨拶をまねたパフォーマンスも中国では関心を集め、「どんな意味があるんだ?」、「敵意むき出しで向かってくる北朝鮮相手にパフォーマンスをするメンタルの強さと心の余裕に驚いた」といった意見があった。

 

メダルの獲得数では中国に大きく差をつけられた日本だったが、開催地の中国では注目を集めた。次のアジア大会は3年後で、愛知県と名古屋市が開催地となっている。

 

SHIZUOKA Life編集部)

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