2023/10/25
ナビゲーターは俳優の磯村勇斗さん 静岡県内の歴史的な観光地や食の魅力発信
■誘客プロモーション 沼津市出身の磯村勇斗さん起用
人気俳優が案内役を務める。静岡県は歴史文化資源や食の魅力を発信するナビゲーターに、沼津市出身の俳優・磯村勇斗さんを起用する。磯村さんが静岡県内の観光地を紹介する動画などで誘客につなげる狙いがある。
静岡県が歴史文化資源を核とする誘客プロモーションを開始した。キャッチコピーは「いざ、しずおかへ!れきしず」。ナビゲーターは磯村勇斗さんが務める。「ふじのくに静岡県」とかけた武士の時代の始まりから終わりまでを体感できる「ぶしのくに静岡県」の魅力や、歴史や風土が育んだ静岡県ならではの食などの情報を発信するという。
磯村さんは沼津市出身の俳優で、昨年は日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞した。Instagramのフォロワー数は約80万人と若い世代への発信力が高い。今年、市制100周年を迎えた沼津市で「燦々(さんさん)ぬまづ大使」を務めている
磯村さんを起用したプロモーションとして、県は特設ウェブサイトをつくった。磯村さんが徳川家康ゆかりの浜松城や駿府城公園、三島スカイウォークや沼津港といった静岡県内の観光地を紹介する動画を作成。森町の小國神社では「敷地に入った瞬間から気持ちが良いので相性がよさそうです」と感想を述べ、神社の施設内にある「ことまち横丁」でリンゴ飴を食べるシーンが収められている。
この動画は10月23日から特設ウェブサイトで公開されており、11月からは首都圏、中京圏、関西圏にある主要駅の電車内で放映される。同じ時期にYouTubeとTikTokでも配信される予定となっている。
誘客プロモーションでは他にも、静岡県ゆかりの武将を紹介した観光パンフレットを配布したり、歴史スポットなどを巡るウェブスタンプラリーを開催したりする。川勝平太知事は23日の定例会見で「大河ドラマ・どうする家康がクライマックスを迎えて大きな盛り上がりが期待できることから、県内各地域に広がる歴史文化資源の魅力を発信し、全国からの観光誘客に取り組む。若い世代を含めた幅広い人たちに情報を発信していく」と述べた。
(SHIZUOKA Life編集部)