2024/01/20
人気温泉地ランキング 静岡県の熱海温泉が10年連続1位 宿泊先に選ばれる理由は?
■楽天トラベル 1年間の宿泊人泊数をランキング
旅行予約サイト大手の「楽天トラベル」が2023年の年間人気温泉地ランキングを発表した。1位は10年連続で熱海市の「熱海温泉」。7位には伊東市の「伊東温泉」がランクイン。静岡県は栃木県とともにトップ10に2つの温泉が選ばれた。
楽天トラベルの人気温泉地ランキングは2014年から始まり、今回が10回目となる。ランキングは1年間の宿泊人泊数(宿泊人数×宿泊日数)が多い温泉地を1位から順に並べている。
1位は10年連続で「熱海温泉」が選ばれた。人気の理由は豊富な観光地やグルメ。温泉以外にも、熱海城や来宮神社、MOA美術館やトリックアート迷宮館といった観光地がある。年間を通じて開催されている熱海海上花火大会も観光客を楽しませている。
グルメは新鮮な魚介類に加えて、スイーツも充実している。雰囲気の良いカフェ、さらには食べ歩きメニューが多いことが若者を集める要因となっている。最近ではパフェ専門店やお茶のスイーツ専門店など、新しい店も次々にオープンしている。都内から新幹線で最短35分のアクセスの良さも強みとなっている。
ランキングの1位から3位までは前年と同じ順位だった。2位は10年連続で大分県の「別府温泉」。3位には栃木県の「那須温泉」が入った。トップ10は以下と通りとなっている。
【2023年 年間人気温泉地ランキング】
※カッコ内は前年の順位
①(1)熱海温泉(静岡県)
②(2)別府温泉(大分県)
③(3)那須温泉(栃木県)
④(5)白浜温泉(和歌山県)
⑤(4)草津温泉(群馬県)
⑥(8)函館温泉(北海道)
⑦(7)伊東温泉(静岡県)
⑧(6)鬼怒川温泉(栃木県)
⑨(9)道後温泉(愛媛県)
⑩(11)下呂温泉(岐阜県)
■伊東温泉は7位 自然豊かな観光スポット多数
前年に続いて7位に入った伊東温泉は、肌に優しい単純泉と保温効果で血行を促す弱食温泉で知られている。オレンジビーチや道の駅・伊東マリンタウンといった海岸の観光地が人気。温泉街から少し足を延ばすと、ジオサイトに選定されている大室山や城ケ崎海岸、景勝地などの観光スポットもある。
楽天トラベルは登録宿泊施設数が4万2000か所を超えている。今回のランキングは2023年1月1日から12月31日までのデータを2024年1月4日に集計した。
(SHIZUOKA Life編集部)