2024/05/23
和食や洋食とも相性抜群 アレンジレシピは約700種類 秘密は計算された味付け
■ケンミンの焼ビーフン 野菜に合う「鶏だし醤油」
静岡県藤枝市にも工場や自動販売機があるケンミン食品の主力商品「ケンミン焼ビーフン」は、アレンジメニューの幅広さも話題となっている。中にはイタリアンレストランのシェフが考案した、まるで本格パスタのような簡単レシピもある。
ビーフンと聞くと、中華料理をイメージする人が多いだろう。ただ、ケンミン焼ビーフンは中華だけではなく、和食や洋食とも相性が良いという。その理由は、野菜に合うように計算された汎用性の高い「鶏だし醤油」の味付けがされているため。オイスターソース、ケチャップ、カレー粉といった調味料や入れる具材によって、違った味わいになる。
ケンミン食品ではアレンジレシピを提案したり、消費者からオススメのレシピを募集したりしている。野菜をたっぷり使ったビビンバ風や牛乳を使ったスープなど、ビーフンが持つ可能性を感じさせるメニューが多い。
■イタリアンシェフ考案「簡単アマトリチャーナ風」
従業員が驚いたメニューの1つが「簡単アマトリチャーナ風」。大阪・北新地にあるイタリアンレストランのシェフが考案した。ネーミング通り調理は簡単。10分ほどで完成する。
まずはフライパンにオリーブオイルを敷き、幅1センチほどに切ったベーコンと玉ねぎ、焼ビーフンを重ね、水を入れたトマトジュースを全体に注ぐ。次に、フライパンにふたをして3分間蒸す。過熱して1分半ほどで一度ふたを取って、ビーフンが浸かるようにほぐすところがポイントになる。
3分経ったらふたを外してトマトジュースを煮詰めながら全体に絡め、粉チーズと黒コショウをかけたら出来上がり。実際に食べた従業員は「トマトジュースを入れるのは斬新でした。本当にパスタみたいでした」と話す。
ケンミン焼ビーフンは電子レンジでも調理できるため、キッチンで火を使いたくない夏場にも好まれる。ビーフンをアレンジしたレシピサイトの掲載数は700種類近い。季節や気分に合わせて自在に楽しめる。
(SHIZUOKA Life編集部)