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2024/06/28

異色のコラボ 干物のまち沼津市に初の干物カフェ 創業112年の老舗がオープン

席は店内8席、テラス20席

■「五代目小松ひものや」 “沼津ひものデー”の7月1日にオープン

1912年創業の干物店・ヤマカ水産が7月1日、静岡県沼津市に干物カフェ「五代目小松ひものや」をオープンする。干物のまち・沼津を代表する老舗の味を楽しめるだけではなく、店内では地元に店を構えるチャトラコーヒーの焙煎豆を使ったカフェラテも提供。干物とカフェの異色のコラボを実現させた。

 

【写真複数】食べ応えのある自慢の干物 富士山が見えるテラス席も

 

干物の生産量が日本一沼津市は、干物のまちとして知られている。ただ、近年は国内の魚離れが進んでいて、干物の消費量は減少が続いている。沼津の干物製造会社も最盛期の5分の1まで減っている。

 

この状況を変えるため、1912年創業のヤマカ水産が行動を起こした。「沼津ひものデー」の7月1日、「五代目小松ひものや」をオープン。会社の5代目を務める小松寛代表取締役は「沼津のおいしい干物を多くの人に食べてもらいたい」という思いを込めている。

 

1800円(税込み)のセットメニューは自社ブランドの干物に加えて、前菜三種、椀物、ご飯、甘味が付いている。2500円のメニューは刺身と温菜が加わる。干物はアジ、サバ、真ホッケなどから一種を選択できる。

チャトラコーヒーの焙煎豆を使ったカフェラテ

■地元の店の豆を使ったカフェラテ 富士山望む景色も満喫

自慢の干物と組み合わせたのは、沼津市に店を構えるチャトラコーヒーの焙煎豆を使ったカフェラテ。フルーツのようなさわやかな酸味が特徴のカフェラテを抹茶茶碗で提供する。沼津市で初の干物カフェとなっている。

 

店舗は富士山が見えるトレーラーハウスで、景色を楽しみながら食事やコーヒーを味わえる。テラス席は犬を連れて利用することもできるという。

 

店内にはヤマカ水産の干物やチャトラコーヒーの焙煎豆など、静岡県産のこだわり商品が多数並んでいる。飲食だけではなく、自宅用や土産用に商品を購入できる。

 

「五代目小松ひものや」の場所は沼津市下香貫汐入2170-3。JR沼津駅南口から車で15分の距離にある。営業時間は午前9時から午後5時。ランチは午前11時から午後3時(ラストオーダー2時)までとなっている。駐車場は8台用意されている。

 

SHIZUOKA Life編集部)

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