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2024/09/29

くふうハヤテ最終戦は逆転負け 防御率0点台の元NPB戦士 9回にまさかの2失点

■阪神に5-6で敗戦 元DeNA・田中健二朗投手が1点差守れず

プロ野球ウエスタン・リーグは9月29日、全ての日程を終了した。静岡市を本拠地とするプロ野球球団「くふうハヤテベンチャーズ静岡」は、最終戦で阪神と対戦して5-6で逆転負け。本拠地のファンを沸かせる好ゲームとなったが、あと一歩勝利に届かなかった。

 

【貴重映像】NPB通算477安打の打者が打撃投手 くふうハヤテの春季キャンプ

 

くふうハヤテは今シーズン最終戦を「静岡県民特別観戦DAY」と銘打ち、県内在住の小学生を無料招待した。外野席も開放し、県内の中高生らによる吹奏楽とチアリーディングで選手を後押しする環境を整えた。

 

試合は序盤で3点を失う苦しい展開となった。ただ、4回に打線がつながる。先頭の3番・仲村来唯也内野手が四球で出塁すると、西川僚祐外野手が左前打でチャンスを広げる。そして、倉本寿彦内野手と深谷力捕手の連続二塁打で3点を奪って追いついた。

 

6回表には1点をリードされたものの、直後の攻撃で西川選手が同点ソロ。さらに、7回には9番・富山太樹外野手の今シーズン1号で勝ち越した。このまま逃げ切りたいくふうハヤテは9回、チームで最も信頼を置ける田中健二朗投手がマウンドへ上がった。昨シーズンまでDeNAでプレーした田中投手は今シーズン17試合に登板して、わずか1失点で防御率0.49と抜群の安定感を見せていた。

 

田中投手は、この試合4安打を放っていた阪神・片山雄哉内野手をレフトフライに打ち取って1アウトとする。しかし、安打と四球と一、二塁のピンチを招くと、小幡竜平内野手に三塁打を許して逆転された。

 

9回裏、くふうハヤテは三者凡退に終わって5-6で敗戦。シーズン最終戦を白星で飾れなかった。今シーズンは120試合で28勝84敗8分け。ウエスタン・リーグ参入1年目は6チーム中、最下位に終わった。

 

ウエスタン・リーグは今シーズン、ソフトバンクが2年連続15度目の優勝を果たしている。10月5日のファーム日本選手権で、42年ぶりにイースタン・リーグを制したDeNAと対戦する。

 

SHIZUOKA Life編集部)

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