2024/11/07
意外と高い!? くふうハヤテの本拠地にスピードガン設置へ 静岡市民から要望の声
■静岡市が11月補正予算案に計上 スピードガンに3000万円
静岡市が11月6日、11月補正予算案を発表した。一般会計7億2000万円で、今シーズンからプロ野球ウエスタン・リーグに参入した「くふうハヤテベンチャーズ静岡」の本拠地にスピードガンを設置する予算も盛り込まれた。
夢物語が現実に くふうハヤテ誕生に尽力した静岡市の職員の物語
静岡市の2024年度11月補正予算案は、災害対策やスポーツを生かしたまちづくりの推進が柱となっている。今年8月に発生した台風10号で氾濫した河川などへの水位計設置や、氾濫しそうになった際に対処する排水ポンプ車の導入に9000万円を計上した。
JR東静岡駅北口に建設を計画しているアリーナに関しては、6600万円を盛り込んだ。民間企業のノウハウを活用して公共施設などの設備にかかるコストを縮減する「PFI」で整備する際に必要な専門事業者との契約費用に充てられる。
静岡市清水区にあるくふうハヤテの本拠地「ちゅ~るスタジアム清水」の整備には3000万円を計上した。設置するのはスコアボードとバックネットのBSO(ボール、ストライク、アウトカウントの表示)近くの2か所に、投手の球速を表示するスピードガンを設置する。。近年NPBで主流となっている投球の回転数や起動などを分析する「ホークアイ」は高額なため導入は難しいという。
ちゅ~るスタジアムはくふうハヤテが本拠地する以前から、高校野球をはじめ学生や社会人の公式戦でも利用されている。市民からは長年、スピードガン設置を求める声が寄せられていた。市の担当者は「投手の球速を見るのは、観客の皆さんの楽しみの1つだと思います。くふうハヤテとアマチュアの試合を合わせると年間でかなりの試合が組まれているので、スピードガンを設置するメリットは大きいと考えています」と語った。
11月補正予算案は15日に開会する市議会11月定例会に提出される。市は来年4月に開催される高校野球の春季大会でスピードガンを使用できるように、来年3月までの設置を目指している。
(SHIZUOKA Life編集部)