2025/01/11
プロのスタートはエスパルス 静岡市出身の元日本代表が引退 所属したクラブそれぞれにメッセージ
■エスパルスの下部組織出身 福島ユナイテッドのGK山本海人選手が引退
静岡市清水区出身で元日本代表のGK山本海人選手が現役引退を表明位した。今シーズン限りで、所属していたJ3の福島ユナイテッドFC退団が発表されていた。山本選手は自身のXで、今までに所属していた各クラブに感謝の言葉をつづっている。
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福島ユナイテッドFCは1月10日、公式ホームページで山本選手の現役引退を発表した。21年間の現役生活を労い、「本当にお疲れさまでした。新たな挑戦を応援しています」とコメントした。山本選手からの言葉も掲載している。
「人生の半分以上である21年間、プロサッカー選手としてプレーできたことを、とてもうれしく思います。充実した楽しい時間でした。尊敬する両親と兄、愛する妻と息子は、私にとって大きな支えでした。幼い時からサッカー小僧で迷惑ばかりかけていたので、これからはゆっくり恩返しをしていきたいと思います」
「また、お世話になったクラブ、指導者、仲間、ファン、サポーターのみなさまには、感謝の気持ちでいっぱいです。サッカーを通して、貴重な経験と多くの思い出ができました。本当にありがとうございました。自分自身がここまで成長できたのは、多くの方々の助けや期待があったからこそだと思っています。これからもサッカー人として、何かしらの形で貢献していけたらと思いますので、今後ともよろしくお願いします」
「6回の手術や準優勝ばかりの現役生活でしたが、常にサッカーに愛情を注ぎ、全力で取り組むことができました。うれしかったことも悔しかったことも、全てが私の財産です。長い間、本当にお世話になりました。またいつの日か笑顔でお会いしましょう」
■2008年の北京五輪に出場 日本代表にも選出
現在39歳の山本選手は静岡市清水区出身。エスパルスジュニアユースからエスパルスユースに進み、2004年にトップチームに昇格した。プロ5年目の2008年から出場機会が増え、この年の北京五輪に出場。翌年には日本代表に選出された。
2013年からはヴィッセル神戸に所属し、その後はジェフユナイテッド千葉、横浜FC、ロアッソ熊本を渡り歩き、2021年から福島ユナイテッドFCでプレーしていた。所属したクラブが現役引退を伝えるXの投稿に対して、山本選手は各クラブに感謝の気持ちを伝えている。
ヴィッセル神戸には「神戸で昇格を味わうことが出来て光栄です。これから益々の活躍を応援してますし、機会があれば是非、何かしらの形で恩返ししたいと思います。 実は神戸讃歌めちゃ好きでした」と伝え、ジェフユナイテッド千葉には「ホームでたった1試合しか出ていない中でヒーローインタビューしてもらい、幸せな時間でした。もっと貢献したかったクラブです。 また遊びに行きますね! 今年の昇格を心から応援してます」と返信した。
ロアッソ熊本に向けては「21年間でフル出場したのは熊本だけでした。これからも熱い試合を楽しみにしています。本当にありがとうございました」と投稿。福島ユナイテッドFCには「ここが選手として最後の場所だと覚悟を決めて入団して4年間、充実した毎日でした。福島のことは大好きなので、また何かしらの形で繋がりたいと思います! まずは、自分の価値を感じて必要としてくれる場所で更に成長してきます」とつづった。
山本選手の投稿に対して、ファンやサポーターからは感謝や労いのコメントが集まっている。山本選手はJ1からJ3まで通算274試合に出場した山本選手には、その経験を生かした次のステージでの活躍も期待されている。
(SHIZUOKA Life編集部)