徳川家康が大御所として住んだ駿府城跡を整備した静岡市の駿府城公園

■来年1月8日に出演者が静岡市と浜松市でイベント

来年1月8日に静岡市と浜松市で開催されるNHKの大河ドラマ「どうする家康」のイベントに、応募者が殺到している。静岡市の出陣式とパブリックビューイングは、申し込み開始から1週間で3万7000人を突破。主演のタレント松本潤さんら、豪華キャストが集まるイベントに対する注目度の高さが表れている。

「どうする家康」は来年1月8日に始まる。大河ドラマ館を設置する静岡市、浜松市、愛知県岡崎市では、初回放送日に合わせて出陣式が行われる。出演者の松本潤さん、山田裕貴さん、杉野遥亮さんによるトークショーなどを予定しているという。

静岡市の出陣式は午前11時にスタートする。会場のグランシップでは、誰でも無料で観覧できる。ただし、定員は3300人。市は応募多数の場合は抽選としているが、29日午前9時時点で申し込み人数は3万4425人に上っている。

午後4時半から静岡市民文化会館で予定されている無料のパブリックビューイングも定員1000人に対し、すでに2871人の応募がある。申し込み開始から1週間で、2つのイベントに3万7000人以上の希望者が集まった。

■申し込みは12月12日まで　受付は静岡市のHPのみ

出陣式の倍率は10倍を上回っている。申込期間は12月12日までと2週間近く残っているため、さらに倍率は跳ね上がると予想される。

このイベントは、地域経済活性化の起爆剤として期待されている。静岡市の田辺信宏市長も「全国の皆様に静岡市の魅力に触れていただき、家康が愛したように静岡市を何度も訪れ、自然、歴史、食などをお楽しみいただけたいと思います」とコメントしている。

イベントの受付はインターネットのみ。静岡市のホームページに開設された「特設申し込みフォーム」から、1人1回、2人分まで応募できる。12月12日の締め切り後に抽選し、抽選結果は19日以降に申し込みした全員にメールで連絡する。

また、出陣式の会場となっているグランシップでは当日、「（仮）しずおかマルシェ」の開催が計画されている。

（SHIZUOKA Life編集部）