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2022/12/21

清水エスパルス本拠地は来季も「アイスタ」 条件金額の上乗せなく5年契約

エスパルスの本拠地は来季も「アイスタ」

■静岡市とIAIが締結 年間3146万円の5年契約

静岡市は、清水区にある日本平スタジアムのネーミングライツパートナーが決まったと発表した。産業用ロボットの開発や販売をしているIAIと、新たに5年間の契約を締結。来シーズンからJ2でプレーする清水エスパルスの本拠地は変わらず「アイスタ」の愛称となる。

 

静岡市は来年2月でIAIとのネーミングライツ契約が満了することから、今年10月から11月にかけてパートナーを募集した。その結果、IAIから応募があり、広告審査の結果や申込内容を踏まえて、3期目のパートナーシップ契約を結ぶことを決めたという。

 

ネーミングライツはスタジアムのような施設に企業や商品の名前をつけて宣伝するもので、静岡市は今回、「年間3146万円以上」、「期間3年以上」、「愛称の一部に日本平を残す」という3つを契約の条件にしていた。

 

静岡市とIAIは「年間3146万円」、「5年間」、「IAIスタジアム日本平(略称アイスタ)」の条件で締結した。IAIは2013年からネーミングライツを取得しており、2期目の契約は来年2月末まで。これが3期目の契約となった。

 

静岡市はパートナーシップを募集した経緯について「現契約書には契約更新規定を設けていないため、契約通算10年となる令和5年の契約満了時には、現パートナーの継続意思に関わらず、パートナーを公募することになった」と説明している。

 

■FC東京やガンバ大阪の本拠地は年間2億円超

ネーミングライツはJリーグの多くのクラブで活用されている。クラブの知名度やスタジアムの立地などで宣伝効果は変わるため、金額も異なる。J1ではFC東京の本拠地「味の素スタジアム」やガンバ大阪の「パナソニックスタジアム」は年間2億円を超える。

 

アルビレックス新潟の「デンカビッグスワン」や、横浜FCの「ニッパツ三ッ沢球技場」など、今シーズンはJ2だったクラブの本拠地でも年間4000万円以上のスタジアムもある。

 

今年1月に新たに3年契約を結んだJ1サガン鳥栖の「駅前不動産スタジアム」は年間3000万円で、エスパルスと同規模。J2のギラヴァンツ北九州やジェフ千葉もネーミングライツも年間3000万円となっている。

 

SHIZUOKA Life編集部)

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