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2023/01/02

名門大学の順天堂・明治・早稲田 箱根駅伝20校中3校の主将が静岡出身

箱根駅伝のゴール地点に建てられた像

■順大・西沢と早大・鈴木は浜松日体高出身

正月恒例の箱根駅伝(東京箱根間往復大学駅伝競走)は2日に開幕する。今年は参加する20校のうち順天堂大学、明治大学、早稲田大学の3校で、静岡県の高校を卒業したランナーが主将を務めている。静岡県民にとっては例年以上の熱が入る。

 

東京・大手町から箱根・芦ノ湖の間を往復する箱根駅伝は今年が99回目の大会で、正月の国民的スポーツイベントとなっている。総距離は217.1キロ。往路と復路それぞれ5つの区間を各大学10人の走者で競う。

 

参加する大学は20校と関東学生連合。限られたチームしか立てない大舞台だが、今年は静岡県の高校出身者が3校で主将を務めている。

 

順天堂の主将・西沢侑真は浜松日体高校出身。箱根駅伝には1年生から3年連続で出場している。昨年は7区を任され、1時間4分8秒で区間7位。順天堂大にとって優勝した2007年以降で最高順位となる2位に貢献した。

 

早稲田の主将・鈴木創士も、西沢と同じ浜松日体を卒業した。箱根駅伝は1年からメンバーに入り、昨年は7区を走った。タイムは西沢を上回る1時間3分48秒で区間5位だった。浜松日体時代は西沢が陸上部の主将を務め、ともに高校2年の時は主力として全国高校駅伝でチームを6位に導いている。

箱根駅伝のゴール地点にある歴代優勝校の銘板

■明大・小沢は韮山高出身 3年ぶりシード権狙う

もう1人の県内高校出身で主将を任されているのは、韮山高校から明治に進んだ小沢大輝。昨年の箱根駅伝では4区を走って、1時間2分23秒の区間7位だった。ここ2年間はシード権を逃しているだけに、主将としてチームを10位以内に導く役割が期待されている。

 

3人の主将の他にも、静岡県の高校出身者が箱根駅伝のメンバーにエントリーされている。浜松商業高校からは2人。昨年は8区で起用された東京国際大学・村松敬哲(3年)と明治大学・尾崎健斗(2年)が入っている。

 

島田高校からも、創価大学・横山魁哉(4年)と城西大学・山本樹(3年)の2人。韮山高校は明治・小沢に加えて、中央大学・大沢健人(3年)もエントリーされている。

 

浜松工業高校では国学院大学・川崎康生(4年)、富士宮西高校出身は国士舘大学・望月武(4年)。日大三島高校卒業で明治学院大学2年の榎本晃大は、関東学生連合に入っている。

 

第99回箱根駅伝は2日午前8時にスタート。2日に往路、3日に復路を走る。大学駅伝3冠を目指す駒澤大学と箱根駅伝連覇を狙う青山学院大学が、優勝争いの軸になると予想されている。

 

SHIZUOKA Life編集部)

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