生活に新しい一色
一歩踏み出す生き方
静岡のニュース・情報サイト

検索

情報募集

menu

2023/02/04

全国のインフル注意報レベル超 最多は沖縄、3位大阪、2位に意外な県 静岡は減少傾向

■静岡県の患者数は2週連続減少 全国16府県で注意報レベル超

全国のインフルエンザの患者数が注意報レベルを超えた。静岡県は2週連続で患者数が減り、全国平均を大幅に下回っている。ただ、今シーズンは流行開始が遅かったため、流行が拡大する可能性があるという。

 

静岡県感染症対策課によると、1月29日までの1週間で県内のインフルエンザ患者は1医療機関当たり3.01人だった。前週の4.56人から減少し、2週連続で減っている。

 

一方、同じ期間の全国の患者数は1医療機関当たり10.36となり、注意報レベルの10を超えた。前週は9.59人、前々週は7.37人と増加傾向にある。

 

全国で10を超えている16府県。大阪府24.34、京都府20.24、兵庫県14.02、奈良県13.93、和歌山県11.51と関西で患者が増えている。都道府県別では沖縄県が断トツの41.23、2位が福井県の25.38、3位が大阪府となっている。

 

関西に近い北陸でも感染が拡大しており、福井県の他にも石川県が17.52、富山県が11.31と2ケタに上っている。一方、最も少ないのは山梨県で1.32。以下、岩手県の1.63、鳥取県の2.28と続いている。

 

■静岡県は2月中旬に警戒 保健所別では御殿場が最多

静岡県は患者数が減少傾向で全国平均より低い水準で推移しているが、県は感染対策を怠らないよう呼び掛けている。特に、2月中旬から下旬にかけては、注意報レベルまで患者数が増える可能性があるという。

 

例年、インフルエンザの患者数は流行開始の目安となる1医療機関当たりの患者数1を超えてから、4~7週目に注意報レベルになるケースが多い。今シーズンは流行開始の1に達したのが昨年12月19~25日の週。2月19日までの1週間が7週目にあたるため、ここから患者が増加する恐れもあるとみられている。

 

県内の保健所別では御殿場が5.17で最も多い。ただ、富士は2.27、熱海は2.67と県全体の平均を下回っており、県東部に患者が偏ってはいない。

 

県は感染防止対策として密集を避け、こまめな手洗いやマスク着用の徹底などを呼び掛けている。また、体調不良に備えて解熱鎮痛剤や体温計、1週間分の食料の準備、さらにワクチン接種を勧めている。

 

SHIZUOKA Life編集部)

関連記事