2023/03/14
東京で桜の開花宣言 静岡は19日の予想 15日から県内74カ所の名所で開花情報公開
■静岡県の開花予想は19日 満開予想は27日
東京都で全国トップとなる桜の開花がは14日午後、発表された。静岡県は19日に開花が予想されている。本格的な花見シーズンを迎え、県は15日から県内にある桜の名所74カ所の開花情報を公開する。週末のお出掛けに活用できそうだ。
気象庁は14日午後2時過ぎ、桜の開花を発表した。昨年より6日早く。2020年と2021年に並んで統計史上最も早いという。気象庁の職員が千代田区の靖国神社にあるソメイヨシノの標本木を訪れ、開花宣言の基準となる5、6輪の開花を確認した。前日には開花の確認が4輪にとどまり宣言が持ち越しとなっていた。
日本気象協会によると、静岡県の開花予想は19日で満開予想は27日となっている。開花が予想通りとなれば、昨年の21日、例年の24日より早い。
東海地方の桜の開花予想は今年、例年より1週間ほど早いところが多くなっている。一時的に冷え込んだ期間はあったものの、秋から冬にかけて暖かい日が続いた影響と考えられている。特に、2月は気温の高い日が多く、3月に入ってからは季節外れの暖かさとなっている。
■県内73カ所の名所 桜の開花情報を11段階で更新
花見シーズンを楽しんでもらおうと、静岡県は15日からソメイヨシノなどの開花情報をホームページで公開する。対象となるのは、三島市の三嶋大社、静岡市の駿府城公園、浜松市の浜松城公園いった県内32市町にある74カ所の桜の名所。「つぼみかたし」から始まり、「開花」、「5分咲き」、「満開(8分咲き以上が続く状態)」などを経て、「終わり」まで開花状況を11段階で区分する。
開花情報は、桜の保存と育成を図り、県の観光と美化を推進する「静岡県さくらの会」が担当。全ての名所の見頃が終わるまで、月曜から金曜日まで毎日、午後5時頃に情報を更新する。
静岡県には桜の名所が多く、コラボが人気のスポットもある。富士市の岩本山公園や伊豆の国市の狩野川さくら公園など県東部や伊豆地方は富士山とソメイヨシノを同時に眺められる。
島田市の家山の桜トンネルは、タイミングが良ければ大井川鐵道が運行するSLとのコラボを写真に収めることもできる。藤枝市の蓮華寺池公園は桜と藤の競演を楽しめる。最新の開花状況をホームページで確認してから桜の名所を訪れれば、現地でがっかりする可能性は低くなるだろう。
(SHIZUOKA Life編集部)