2023/03/19
ラストランまで1週間 ちびまる子ちゃんラッピング電車 最終日はイベント開催
■静岡鉄道が2015年から運行 車両老朽化で終了
静岡市を走っている人気アニメ「ちびまる子ちゃん」のラッピング電車が間もなく役目を終える。車両の老朽化に伴い、3月26日がラストランとなっている。電車を運行する静岡鉄道は運行最終日にイベントを予定している。
ラッピングバスは2015年7月、ちびまる子ちゃんの25周年と、静岡市清水区にある「ちびまる子ちゃんランド」の開館15周年を記念して運行を開始した。ピンク色のかわいらしい見た目に、アニメの登場人物が描かれている。車内では、まるちゃんの案内放送が流れる。7年半に渡って市民らに愛されてきたが、車両の老朽化によって運行終了が決まった。
ちびまる子ちゃんは、静岡市清水区出身の漫画家・さくらももこさんの代表作で、自身が過ごした入江地区を舞台としている。入江地区からも近いエスパルスドリームプラザにある「ちびまる子ちゃんランド」は国内唯一のミュージアムで、アニメで描かれている小学校やさくら家の世界が再現されている。県内外、さらには海外からの観光客も多い。
ラッピングバス運行最終日となる3月26日まで、静岡鉄道とちびまる子ちゃんランドはスタンプラリーを開催している。ちびまる子ちゃんランドや静鉄の新清水駅などに設置されたスタンプを3つ集めると、ちびまる子ちゃんの限定缶バッジやパスケースをもらえる。
ラッピングバスのラストランは、3月26日午後4時32分に新静岡駅発の柚木行き。まるちゃんが駅長を務めて発車合図を出すという。
当日は午後1時から4時まで、静岡鉄道長沼営業所でイベントも開催される。ラッピング電車の展示や撮影会、まるちゃんとの写真撮影会や鉄道グッズの販売が予定されている。
(SHIZUOKA Life編集部)