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2023/04/02

家族で散歩に行くと気付くサイン 犬の専門家が提案 怪我予防のチェックポイント

離れた所から犬が歩く様子を見ると異変に気付きやすいという

■遠目で愛犬の歩き方を観察 異変に気付くことが

毎日近くで過ごしていると、異変に気付きにくい。犬の専門家は、散歩を時々、複数人ですることを勧めている。飼い主が離れたところから犬を見ることで、大きな怪我を予防できるという。

 

静岡県熱海市でスウェーデン式ドッグマッサージ「LIKE家」を運営する山田加織さんは、ラブラドールレトリーバーLIKEとWILLの飼い主でもある。2匹を散歩する時は足音に気にかけ、散歩後は肉球をチェックする。

 

「人間の靴と同じで、犬の肉球も負担の大きいところは削れたり傷んだりしてきます。歩く時の足音が普段と違う時は体のどこかをかばっている場合があるので、マッサージするようにしています」

 

山田さんは足音や肉球のチェックに加えて、複数人での散歩を犬の飼い主に勧めている。犬の散歩は飼い主1人で行くケースが多いが、時には他の家族など散歩に慣れている人に任せ、少し離れたところから犬を見る。そうすると、首が落ちている、足をかばっているといった犬の変化に気付きやすいという。

 

「自分で犬を連れていると、歩き方も表情も見えません。犬は走っている時のスピードが速いので、散歩の時に遠目から見る習慣が大事です。犬への愛情から近くで過ごす飼い主さんは多いかもしれませんが、普段と違う距離を意識すると良いと思います」

 

犬によって足の長さや体の大きさに違いはあるが、それぞれの犬種には体に負担がかからない理想の歩き方があるという。飼い主は自身の犬の歩き方と比較したり、普段の歩き方と違いがないかチェックしたりすると、大きな怪我をする前のサインに気付ける。

 

(間 淳/Jun Aida

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