2023/04/30
J2藤枝MYFCの試合観戦で社会貢献 5/3大分戦は古着持参で 3000円の宿泊費補助も
■古着持参で途上国にワクチン 先着300人に限定ステッカー
サッカーJ2藤枝MYFCがサポーターと力を合わせ、発展途上国の子どもたちの命を救う。5月3日の大分トリニータ戦でSDGs推進活動「古着deワクチン」を開催。古着を持参したサポーターに先着で限定ステッカーをプレゼントする。
藤枝MYFCは4月30日、アウェーでツエーゲン金沢と1-1で引き分けて勝ち点1を手にした。初めてとなるJ2の舞台で12試合を終え、6勝2分け4敗の勝ち点20で6位。リーグトップの22得点と存在感を見せている。同じ静岡県のJ2クラブ、清水エスパルスとジュビロ磐田より上位に位置している。
クラブはJ2に昇格する前から、地域や社会に貢献するグラウンド外での活動にも力を入れてきた。今回は5月3日のホーム大分トリニータ戦で、両クラブ共同でSDGsを推進する「古着deワクチン」を実施する。
来場者に古着を寄付してもらい、認定NPO法人「世界の子どもにワクチンを日本協会」を通じて、集まった量に応じたポリオワクチンを発展途上国の子どもたちに届ける。著しい汚れや大きな穴がある古着、下着や水着、パジャマは回収の対象外となっている。
古着を持参した来場者のうち、先着300人に試合当日限定の「蹴っとばし小僧×ニータンコラボステッカー」をプレゼントする。
集められた古着は発展途上国で販売されるため、現地の雇用が生み出される。また、古着の封入や発送作業は日本国内の福祉作業所で行われるため、障がい者の雇用にもつながっているという。
■藤枝市内16の宿泊施設 申請で最大3000円補助
遠方からのサポーターが知っておきたい、もう1つの情報は藤枝市が進めている宿泊費の補助。市内でプロスポーツを観戦して市内で宿泊した人を対象に、宿泊費を最大3000円補助している。補助金を受け取るには、以下の3点を準備して申請が必要になる。
①観戦チケットの写真または電子チケットのスクリーンショット
②該当試合の観戦を証明する写真
③1人当たりの宿泊費の内訳が分かる領収書やレシートの写真
申請はチェックアウトした翌日から14日以内が有効で、審査によって交付が決定してから1か月ほどで助成金が振り込まれる。藤枝パークインホテル、ホテルオーレ、つきじ旅館など市内16か所の宿泊施設が対象となっている。
5月3日の藤枝MYFCと大分トリニータの一戦は、古着を持参すれば社会貢献ができる。市内に宿泊すれば、最大3000円の補助金が受けられることも見逃せない。
(SHIZUOKA Life編集部)