2023/05/04
5月5日こども日は子ども無料 お得に利用できる静岡県の観光地 大人無料のスポットも
■街、草原、水と3つのエリアを満喫 富士山こどもの国
5月5日は「こどもの日」。子どもを対象にした施設を中心に、全国各地で割引きやイベントを実施している。静岡県内の観光地でも、こどもの日限定で入園料を無料にしているところもある。中には大人料金を無料にして、家族で楽しみやすいサービスを展開する施設もある。
子どもと聞いて思い浮かぶ静岡県内の施設の1つが、富士市にある「富士山こどもの国」。5月5日は、小、中学生の入園料が無料となる。
こどもの国は94.5万平方メートルの広大な敷地に自然があふれる公園で、「街」、「草原の国」、「水の国」に分かれている。「街」には雨天でも遊べる体育館「こどもホール」、珍しい形の自転車が揃う「変わり種自転車」、遠くを眺められる「見晴らし塚」などで楽しめる。宿泊施設やレストラン。売店もある。
「草原の国」はパークゴルフやディスクゴルフ、竹の巨大迷路やマウンテンバイクといったアクティビティが豊富にそろっている。バーベキュー場やオートキャンプ場も人気となっている。
「水の国」は忍者のように水上を走る「水上ござ渡り」、滑り台や砂場がある水深30センチの「水の遊び場」、カヌーなど、晴れた日の日中は特に満喫できるスポットが充実している。園内に1600台の無料駐車場を備えているところもありがたい。
■フラワーパークも中学生以下無料 島田市博物館は大人も
浜松市にある「はままつフラワーパーク」も、こどもの日は中学生以下の入園料を無料にする。園内には3000種類の花。サクラとチューリップの庭園は世界一を自負し、どの季節でも美しい花が来園者を迎える。季節によって表情が変わるため、リピーターも多い。今の時期はバラやツツジが見頃を迎えている。
園内にある動物をモチーフにした園芸アートは写真撮影スポットして人気がある。園内は30万平方メートル、東京ドーム6.4個分と広い。起伏の激しいところもあるため、足腰に自信のない人や足が不自由な人には「フラワートレイン」がオススメ。15分をかけて園内を1周できる。
家族で楽しんでもらおうと、年齢を問わず観覧料を無料にしているのが島田市の「島田市博物館」。本館と分館いずれも、こどもの日は終日、無料開放される。
島田市博物館には常設展と企画展の2種類があり、常設展では旅と旅人をテーマにした資料が展示されている。この周辺は江戸時代、島田宿として栄えた。川幅が広くて流れが急な大井川は東海道最大の難所と言われ、川の反対側に旅人を運ぶ川越人足(かわごしにんそく)の拠点となっていた。
博物館の本館から分館までの通りは江戸時代の町並みを復元し、国指定の史跡となっている。川越人足の業務の中心となっていた「川会所」や宿泊していた「番宿」などが通りに並び、建物の中には川を渡る時に旅人を乗せた輦台(れんだい)や川越人足が履いていたわらじなども公開されている。
(SHIZUOKA Life編集部)