松本潤さんが浜松まつりでも着用した金陀美具足（久能山東照宮所蔵）

■6月10～21日　静岡大河ドラマ館で展示

浜松まつりでも話題となった、あの衣装を間近に見られる機会が訪れた。静岡市にある静岡大河ドラマ館で6月、徳川家康が身に付けたとされる甲冑「金陀美具足」が期間限定で展示される。金陀美具足はNHK大河ドラマ「どうする家康」で徳川家康役を演じるタレント松本潤さんも着用しており、注目が高まっている。

オープンして間もない静岡大河ドラマ館が6月10日から21日までの期間限定で展示するのは、「金陀美具足」。徳川家康が松平元康と名乗っていた頃、桶狭間の戦いで大高城に兵糧を運び込む際に着用したと伝わる金色の甲冑だ。

「どうする家康」に主演する松本潤さんもドラマの中で身に付けている。さらに、松本さんは5月5日に行われた浜松まつりの「家康公騎馬武者行列」でも着用。事前に抽選で決まっていた観覧者2万2000人を大きく上回る約68万人の観客を沸かせた。

静岡大河ドラマ館で今回展示される「金陀美具足」は現在、静岡市にある久能山東照宮が所蔵しており、一般公開はされていない。特別展示期間には「金陀美具足」に加えて「元康衣装」もお披露目される。「元康衣装」はドラマ初期に登場した松平元康時代のもので、徳川家康の衣装2点が揃い踏みとなる。

元康衣装も期間限定で展示

◆静岡市に設置　金陀美具足のプラモニュメント

静岡市ではプラモデルのまちをPRする取り組みの一環で、プラモデル型のモニュメントを市内に設置している。公衆電話や郵便ポストなどがモチーフとされているが、先月公開された最新の7基目は「金陀美具足」を題材にしている。金色のプラモニュメントは駿府城の遺構がある駿府城公園近くの城代橋付近に置かれている。

浜松まつりで関心が高まった金陀美具足。どうする家康ファンや松本潤さんファンにとっては、静岡大河ドラマ館で金陀美具足を見た後、プラモニュメントも訪れておきたい。

（SHIZUOKA Life編集部）