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2023/05/17

Jリーグ30周年 ベスト11に静岡出身選手4人 部門賞にも県内選手 藤枝MYFCも表彰

Jリーグは5月15日で開幕から30年

■MVPはジュビロ磐田・遠藤保仁選手 J1最多672試合出場

サッカーJリーグが5月15日、開幕から30周年を迎え、都内で記念イベントが開催された。サポーターの投票をもとに最優秀選手(MVP)やベストイレブン、ベストゴールなどが決定。サッカー王国・静岡にふさわしく、県内ゆかりの選手が名を連ねた。

 

1993年5月15日、Jリーグは横浜マリノス対ヴェルディ川崎の開幕戦で幕開けした。当時10チームでスタートしたクラブ数はJ1だけで18チームまで増え、さらにJ2、J3と拡大している。

 

Jリーグ30周年を記念した「J30ベストアウォーズ」では様々な部門で選手やクラブが表彰された。サポーター投票をもとに選考委員会が決めたMVPには、現在J2ジュビロ磐田に所属するMF遠藤保仁選手が選ばれた。

 

1998年に鹿児島実業高校から横浜フリューゲスに入った遠藤選手は長年、ガンバ大阪の中心選手として活躍し、2020年からジュビロ磐田でプレーしている。J1出場試合数672試合は歴代最多で、2021年までJリーグ最長となる24年連続ゴールを記録している。

 

■ベスト11は三浦知良ら静岡出身選手4人 部門賞は大島僚太選手

ベストイレブンには、56歳となった今も現役を続けているオリベイレンセ(ポルトガル)のFW三浦知良選手をはじめ、静岡県出身選手が4人選出された。

 

・GK 川口能活(清水商業高校出身)

・DF 内田篤人(清水東高校出身)

・MF 小野伸二(清水商業高校出身)

・FW 三浦知良(静岡市出身)  ※敬称略

 

ベストイレブンの選出は選考委員会の推薦などでノミネートされた選手の中から、サポーターがそれぞれポジション別に投票。その結果をもとに、選考委員会が決定した。全てのポジションで計250人がノミネートされ、11人が選ばれた。

 

その他にも「ベストマッチ」や「ベストシーン」などが選出され、「ベストゴールのその他部門(パスワーク等)」には、静岡学園高校出身で川崎フロンターレに所属するMF大島僚太選手が入った。2018年10月20日のヴィッセル神戸戦で、美しいパスワークから最後はワンツーで相手ディフェンスを崩した大島選手がゴールを決めた。

 

■藤枝MYFCは社会連携活動表彰 技能実習生と交流

また、Jリーグが全60クラブを対象に、最も優れた社会連携活動を表彰する「シャレン!アウォーズ」では、J2藤枝MYFCが「パブリック賞」を受賞した。焼津市の技能実習生らが参加するフットサル大会を開催し、新型コロナウイルス感染拡大で機会が減っていた地元の交流に貢献した点が評価された。

 

このフットサル大会にはミャンマーやベトナムからの技能実習生と日本人の従業員が約70人参加。地元企業も協力した。表彰では「サッカーという世界共通言語の可能性を示した」と評された。

 

静岡県には現在、Jリーグのクラブが4つある。今シーズンはJ1を舞台にするクラブがない寂しさはあるが、Jリーグの歴史では静岡県ゆかりの選手が中心を担ってきた。開幕から30年。ベストイレブンに県内出身選手4人が並ぶなど、サッカー王国の存在感が改めて示された。

 

SHIZUOKA Life編集部)

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