2023/07/06
浜松の“象徴”がキーホルダーに 苦悩の末に選んだ全7種類のカプセルトイ
■浜松市の「シャオール」が製造 7月7日から順次発売
浜松市民なら大きくうなずくラインナップとなった。浜松市の知育玩具メーカー「シャオール」が、浜松市の“象徴”をモチーフにした全7種類のアクリルキーホルダーをつくった。カプセルトイとして、7月7日から販売を順次開始する。
小さなカプセルの中には浜松への愛情と遊び心が詰まっている。シャオールが浜松市に本社を置く「静岡エフエム放送(K-MIX)」とともに企画した「浜松アクリルキーホルダー」は、カプセルトイで地域を元気にしたい思いが込められている。
浜松市は今年、NHK大河ドラマ「どうする家康」の舞台として全国的に注目されているが、元々、観光資源や食が豊富にある。その中で、浜松を代表する人物や食べ物など7種類がキーホルダーのモチーフとなった。
①久保ひとみさん
浜松市出身のタレント。静岡県民の認知度は100%と言えるほど、幅広い世代に知られている。静岡のCM女王とも呼ばれ、現在は静岡第一テレビの情報番組でMCも務めている。
②五味八珍(ごみはっちん)
浜松市に本社を置き、静岡県内を中心に店舗を展開する中華レストラン。キーホルダーになったのは人気の浜松餃子。
③出世大名家康くん
浜松市のマスコットキャラクター。「ゆるキャラ(R)グランプリ2015」でグランプリを受賞している。チャームポイントはウナギのちょんまげ。
④K-MIX
静岡県のFMラジオ局。開局40周年を迎えてロゴやキャッチコピーを一新。キャッチコピーは先行き不透明な時代をリスナーとともに進む意味を込めた「MOVE ON WAVE」。
⑤赤電
真っ赤な車体から「赤電」の愛称で親しまれる遠鉄電車。浜松市中区の新浜松駅と天竜区の西鹿島駅を結ぶ。名所が多く、鉄道ファンから支持を集めている。
⑥ヘルメット
浜松市の小学生にとって登下校で身に付けるのが当たり前となっているアイテム。その歴史は長く、50年以上前から始まっているとも言われている。
⑦浜松まつりの掛け声
今年は「どうする家康」に主演する松本潤さんらが参加して話題となった浜松まつり。キーホルダーに記された掛け声は、まつりを盛り上げる合言葉。
■浜松に根差して10年 創業初のカプセルトイ
シャオールは「コミュニケーションが生まれるおもちゃ」をコンセプトに、安心安全で遊びの幅が広がる商品を製造・販売している。デザイン性も高く、グッド・トイを受賞したおもちゃも多い。カプセルトイの販売は創業10年で初めて。地元企業として、浜松が盛り上がることがしたい思いから今回の企画を発案したという。
商品開発で苦労したのはラインナップ。浜松市の魅力を知るからこそ、キーホルダーのモチーフを絞り込む難しさがあった。担当者は「浜松には市民の方々に親しまれている物、食べ物、場所などが、とてもたくさんあります。浜松在住の多くのスタッフと会議を重ね、7種類を決めました。浜松市民の皆さまにおもしろい、楽しいと思っていただけたらうれしいです」と語った。
カプセルトイは1回300円。浜松市の遠鉄百貨店玩具売場やアピタ浜北店、磐田市のnamcoららぽーと磐田店など、浜松市や近郊のカプセルトイ専門店を中心に、7月7日から順次発売される。
(間 淳/Jun Aida)