2023/07/06
オールスターにオリックス紅林弘太郎が初選出 楽天田中将大らとともに監督推薦
■藤枝市出身、駿河総合高校卒 プロ4年目で初の球宴
7月19、20日に開催されるプロ野球オールスターゲームの監督推薦選手が発表された。巨人・岡本和真内野手や楽天・田中将大投手ら、日本球界を代表する選手が名を連ねる中、藤枝市出身のオリックス・紅林弘太郎内野手も初めて選出された。
2019年のドラフトでオリックスから2位指名を受けた紅林選手は、静岡市の駿河総合高校からプロ入りした。プロ1年目から1軍の試合に出場し、2年目には遊撃手のレギュラーとして、10本の本塁打を放った。
オールスター出場はプロ4年目で初めてとなる。パ・リーグを指揮するオリックスの中嶋聡監督からの推薦で選出され、球団を通じて次のようにコメントした。
「うれしく思います。これからの野球人生で絶対にいい経験になるので、いろいろと吸収して来いよという中嶋監督からのメッセージかもしれないので、しっかりといろいろなことを吸収できるように頑張ります。オールスターでは、元気よくプレーするところをファンの皆さんに見てもらいたいです!」
■「来年はファンや選手に選んでもらえるように」
紅林選手は今シーズン、ここまで61試合で打率.293、5本塁打、18打点をマークしている。春季キャンプとオープン戦では打撃で結果を残せず開幕は2軍スタートだったが、復調して1軍に定着。特に、交流戦では18試合に出場して、両リーグ4位となる打率.377の好成績だった。パ・リーグで首位争いをするチームに欠かせない存在となっている。
紅林は中嶋監督の期待が込められたオールスター選出と捉え「今シーズンは打率が良い感じできていると思いますが、打点や本塁打は物足りないので、そこをもっと稼げるように頑張りたいと思います。来年はファンの皆さん、選手の皆さんに選んでもらえるように頑張りたいですね」とコメントした。
オールスターゲームは第1戦が19日にバンテリンドームナゴヤ、第2戦は20日にマツダスタジアムで予定されている。スター選手ぞろいの中、紅林選手が存在感を示すことができるのか注目される。
また、若手有望選手が出場する「フレッシュオールスターゲーム」には、常葉菊川高校出身の日本ハム・奈良間大己内野手と磐田東高校出身の広島・二俣翔一内野手の2人が静岡県出身選手として選ばれている。フレッシュオールスターは18日に富山市の富山市民球場で開催される。
(SHIZUOKA Life編集部)