焼津市役所の芝生広場にオープンした足湯「ととゆ」

■345件の応募から決定「ととゆ」　焼津駅前に続いて2か所目

市役所が憩いの場になっている。全国的にも有名な焼津温泉を楽しんでもらおうと、焼津市が整備した市内2か所目の足湯施設が好評だ。

焼津市がJR焼津駅前に続いて整備したのが、市役所だった。6月30日、本庁舎北側の芝生広場に足湯「ととゆ」をオープンした。ととゆは「魚（とと）」に由来。焼津らしさを感じられ、みんなが覚えやすく、親しまれる足湯になってほしいという願いが込められているという。345件の応募の中から選ばれた。

マグロやカツオなどの海産物で知られる焼津市は、温泉地としても人気がある。肌に優しい弱アルカリ性の湯は保湿効果が高く、湯冷めしにくい特徴がある。疲労回復や美容に効果があるとされ、全国の温泉地を対象にした「温泉総選挙」では、リフレッシュ部門で4年連続1位に輝いている。

焼津市が市内に足湯施設をつくるのは、JR焼津駅南口前に続いて2か所目となった。「ととゆ」と同様、週末の観光客だけではなく、平日の日中に利用する地元の人も多い。すでに「ととゆ」の常連だという市民は「体が温まって足が軽くなります。初対面の人とも足湯に浸かっていると自然と会話が生まれるのも良いですね」と話す。

「ととゆ」の利用は無料。営業時間は午前9時～午後4時（7/1～9/30は午前9時～午後5時）となっている。同時に約10人まで、市民に限らず誰でも利用できる。市はタオルを各自で持参するよう呼び掛けている。

焼津駅前の足湯の営業時間は午前9時半～午後4時（7/1～9/30は午前9時半～午後5時）。いずれの足湯も雨天と施設点検日は休業日となっている。

（SHIZUOKA Life編集部）