2023/07/15
どうする家康人気で問われるモラル またも無料冊子を転売 松本潤さんが表紙
■静岡市の大河ドラマ館で無料配布 フリマサイトに出品
またも、無料で配布されている冊子がフリマサイトに出品されている。NHK大河ドラマ「どうする家康」の舞台となっている静岡市の大河ドラマ館で無料配布されている冊子が、フリマサイトで落札された。静岡県では6月にも、どうする家康に出演する松本潤さんと有村架純さんを表紙にした浜松市の広報紙が出品されて問題となっていた。
静岡市の大河ドラマ館では15日から、ドラマの見どころや家康ゆかりのスポットを紹介する冊子が無料配布されている。冊子では、「どうする家康」に主演する松本潤さんや、2代目将軍秀忠の母・於愛(おあい)の方を演じる静岡市出身の広瀬アリスさんのインタビューも掲載。表紙は松本潤さんが飾っている。
この冊子がフリマサイトに出品され落札されている。中には、無料の冊子に1000円ほどの値段が付いている。
■6月には浜松市の広報紙が転売 表紙は松本潤さんと有村架純さん
どうする家康関連の転売をめぐっては、6月にも問題となっている。浜松市が市民向けに無料で配布している「広報はままつ」が、1冊500円ほどでフリマサイトに出品された。表紙が松本潤さんと有村架純さんだったことから注目されたためだった。
浜松市は広報紙に「転売しないでください」と明記したが、ルール違反は後を絶たなかった。出品する人のモラルに加えて、広報紙を出品できるフリマサイトの仕組みも問題視された。
静岡市は今回、PR冊子を4万部発行した。現在は静岡市の大河ドラマのみの配布となっているが、今後は市内にある家康ゆかりのスポットやイベント会場などでも配るという。フリマサイトへの出品を目的としたモラルの欠如した人が増えれば、必要な人に届かない事態となる。
(SHIZUOKA Life編集部)