世界文化遺産10周年で注目度が高まっている富士山

■山梨、静岡両県で38か所　対象スポットでスタンプゲット

今年は富士山が例年以上に注目されている。新型コロナウイルス感染拡大による行動制限がなくなり、国内外から登山者が増えると見込まれている。世界文化遺産登録からも10周年の節目。県内各地でイベントが開催され、豪華賞品が当たるドライブスタンプラリーも実施されている。

富士山は山梨県側も静岡県側も登山ルートが開通し、本格的な夏山シーズンに入った。富士山は今年、世界文化遺産登録から10周年を迎えた。県内各地でイベントが開催され、お祝いムードを高めている。

山梨と静岡の両県のメンバーから構成する日本富士山協会は「ぐるっと富士山2023　富士山世界文化遺産巡りドライブスタンプラリー」を開催している。世界文化遺産の構成資産を含む、富士山と縁の深いスポットでスタンプを集めると、抽選でホテルペア宿泊券などが当たる。

参加方法は「ぐるっと富士山2023　富士山世界文化遺産巡りドライブスタンプラリー」の専用サイトにアクセスし、スマートフォンを使って対象のスポットでスタンプを入手する。集まったスタンプの数によって、商品に応募できる。

スタンプスポットは山梨県16か所、静岡県22か所の計38か所。山梨県は富士山湧水からなる8つの池が個別に構成資産となっている「忍野八海」や、浅間大神が祀られていた遙拝所を起源として建立された神社「北口本宮冨士浅間神社」などが入っている。

スタンプスポットになっている三嶋大社

■A賞はホテルペア宿泊券　B賞は富士山地域の名産品

静岡県は羽衣伝説で知られ日本新三景と評される「三保松原」や全国の浅間神社の総本社で富士信仰の中心地とされる「富士山本宮浅間大社」などが選ばれた。その他にも、「三嶋大社」、「白糸の滝」、「富士宮口登山道五合目」といった人気の観光地も多い。

スタンプラリーは10か所のスタンプを集めるA賞と、5か所を回るB賞の2つ。A賞はホテルマウント富士と御殿場高原ホテルBUの平日ペア宿泊券（1泊2食付き）。抽選で計8人が当選する。

B賞は富士山地域の名産品や美味いもの計17商品が、各5人ずつとなっている。商品リストには、富士市の田子の浦しらす、三島市のみしまコロッケセット、富士吉田市の吉田のうどん詰め合わせなどが並んでいる。

スタンプラリーの応募期間は11月30日まで。当選者は12月22日に発表となる。

（SHIZUOKA Life編集部）