静岡市はモバイル決済によるポイント還元事業の第4弾を開始

■8月1日から開始　静岡市が物価高騰対策

物価高騰による生活への負担を軽減しようと、静岡市が8月1日からキャンペーンを開始する。キャッシュレス決済で買い物すると最大10％分のポイントが付与されるもので、3か月間で1万5000円分お得になる。

静岡市が「“最大10％戻ってくる”静岡市生活応援キャンペーン」を8月1日からスタートする。歯止めがかからない物価高騰の対策の一環でPayPayと連携して市民をサポートする目的。キャンペーンのネーミング通り、買い物すると最大10％分がPayPayのポイントで還元される。

ポイントを得るには、静岡市内にあるPayPay加盟店のうち、今回のキャンペーンに参加する店舗で買い物をする。対象店舗にはキャンペーンを告知するポスターが告知されている。大企業が経営する店舗や病院、公共料金の支払いなどは対象外となる。

ポイントの付与率は最大10％。1回の買い物に付き1000円、1か月で5000円が上限となっている。キャンペーン期間は10月31日までで、最大3か月分、1万5000円のポイントを手にできる。ただし、早期に終了する可能性があるという。

モバイル決済によるポイント還元キャンペーンは今回が第4弾となる。2020年12月の第1弾から始まり、2021年11月、2022年9月に実施した実績がある。前回は1回当たりのポイント付与率は20％で最大1000円。1か月の上限は5000円だった。

■10月からは割引きクーポン　10～20％お得に買い物

静岡市では5月、物価高騰対策として36億4090万円を盛り込んだ一般会計補正予算案が市議会で可決されている。そのうち、ポイント還元や割引きクーポンなどに8億8000万円を計上した。

割引きクーポンは今年10月から12月までの3か月間、予定されている。市内の商店街などがクーポンを発行し、消費者には10～20％の値引きが適用されるという。静岡市は市民生活の負担を軽減するとともに、中小店舗の支援につながる事業として効果に期待している。

（SHIZUOKA Life編集部）