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2023/07/31

夏の甲子園で苦戦続く静岡県勢 常葉菊川の準優勝以降、13回のうち10回が初戦敗退

近年は夏の甲子園で初戦敗退が続く静岡県勢

■今夏は浜松開誠館が初出場 昨夏は日大三島が1回戦敗退

夏の甲子園出場校が全て出そろった。静岡県では浜松市の浜松開誠館高校が初の甲子園切符をつかんだ。静岡県代表は2008年に常葉菊川(現:常葉大菊川)が準優勝して以降、ベスト8入りにも果たせていない。特に、1回戦の壁が高く立ちはだかっている。

 

第105回全国高校野球選手権記念静岡大会は、浜松開誠館の優勝で幕を下ろした。創部26年目で春夏通じて初めて聖地に立つ。まずは、同校野球部史上初勝利が期待されるが、静岡県勢は近年、1回戦敗退が続いている。

 

昨夏は日大三島が国学院栃木(栃木)に3-10で敗戦。1回戦敗退は2019年と2021年に出場した静岡高校に続き、3大会連続となった(2020年は新型コロナウイルス感染拡大で中止)。静岡高校は2003年に3回戦で敗退して以降、昨年まで5大会連続で甲子園での白星を手にしていない。

 

静岡県勢の活躍で記憶に残るのは、2008年の常葉菊川。決勝で大阪桐蔭(北大阪)に敗れたものの、準優勝を果たした。1973年に準優勝した静岡高校以来となる決勝進出を果たした。2008年の常葉菊川以降、静岡県勢は3回戦進出が最高成績で、昨年まで出場した13回のうち10回が初戦敗退となっている。

 

2022年】日大三島/1回戦敗退

2021年】静岡/1回戦敗退

2020年】大会中止

2019年】静岡/1回戦敗退

2018年】常葉大菊川/3回戦敗退

2017年】藤枝明誠/1回戦敗退

2016年】常葉菊川/2回戦敗退(初戦)

2015年】静岡/1回戦敗退

2014年】静岡/1回戦敗退

2013年】常葉菊川/3回戦敗退

2012年】常葉橘/1回戦敗退

2011年】静岡/1回戦敗退

2010年】常葉橘/1回戦敗退

2009年】常葉橘/3回戦敗退

2008年】常葉菊川/準優勝

 

■静岡県勢の通算成績 優勝1回、準優勝6回

静岡代表の最高成績は1926年の第12回大会までさかのぼる。3年連続で出場した静岡中(現:静岡高校)が優勝を飾った。準優勝は1940年の島田商業から始まり、2008年の常葉菊川まで6回。そのうち3回は1点差で敗れるなど、頂点まであと一歩届かない大会が多い。

 

夏の甲子園の静岡県勢通算成績は87勝86敗1分け。今夏の大会で初戦敗退となれば、勝利は5割になる。浜松開誠館には初出場での初勝利、さらに県勢5年ぶりとなる初戦突破が期待される。

 

SHIZUOKA Life編集部)

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