2023/08/02
旅の疲れと暑さを癒すオアシス 観光地の足水が人気 お供がもらえるキャンペーンも
■三島市で足水巡るキャンペーン 手ぬぐいプレゼント
厳しい暑さが続く中、静岡県の観光地では“足水”が人気となっている。足湯ならぬ足水は涼を取りながら、一息ついて旅の疲れを癒す。三島市では富士山の湧水を活用。プレゼントがもらえるキャンペーンも実施している。
富士山の湧き水からなる小川が街中に流れる三島市には、足水ポイントが点在する。市は足水ポイントをめぐる「水の都三島、夏のさんぽ旅キャンペーン」を8月31日まで開催している。
三島市内にある足水ポイントとして、以下の5か所を紹介。キャンペーン期間中にアンケートに答えると、足水巡りで濡れた足を拭くための手ぬぐいを数量限定でプレゼントする。
・白滝公園(しらたきこうえん)
・搗屋の道(つきやのみち)
・御殿川(ごてんがわ)
・源兵衛川(げんべえがわ)
・三石神社(みついしじんじゃ)
手ぬぐいには三島市の特徴がプリントされている。1人1枚、次の5つの施設で提供している。
・三島観光案内所
・伊豆コレクション
・ホテル昭明館
・風土
・山本食品門前せせらぎ店
■修善寺温泉でも足水 温泉かけ流しの足湯が期間限定で変身
また、キャンペーン期間中はTwitter、Instagramハッシュタグキャンペーンも同時に開催している。TwitterまたはInstagramで「#てくてくみしま」と投稿すると、抽選で3人に市内の飲食店や土産店で使える「三島つまみ食いセット」5500円分が当たる。
投稿は市が紹介している5つの足水スポットについてつぶやき、リツイートや飲用ツイートは応募の対象にはならない。当選者には三島市観光協会からダイレクトメッセージが届く。
足水は、伊豆市の修善寺温泉でも観光客から人気となっている。温泉街の「独鈷の湯公園」内にある足湯「リバーテラス・杉の湯」が、8月31日までの期間限定で足湯に変わった。温泉をかけ流す足湯の施設をそのまま利用して、約20℃の水に足を浸けられるようになっている。
足水は今年初めての取り組みで、利用は無料。近くを流れる桂川のせせらぎや修善寺の鐘の音を聴きながら、歩き疲れた足を冷やしてリラックスできる。
新型コロナウイルス感染拡大の規制が緩和され、観光地にはにぎわいが戻ってきた。人手の増加に伴って、連日、全国各地で熱中症の患者が搬送されている。厳しい暑さの中でも旅行を楽しみたい人にとって、足水は観光地のオアシスとなっている。
(鈴木 梨沙/Risa Suzuki)