2023/08/24
幻に終わった勝負メシ 藤井聡太王位に提供される候補だった5つのメニュー
■藤井王位が防衛 牧之原市舞台の第6局は開催されず
将棋の第64期王位戦7番勝負第5局が22、23日に徳島市で行われ、藤井聡太王位が佐々木大地7段を下した。これで4勝1敗として防衛を果たした。第6局の舞台は静岡県牧之原市に決まっていたが勝敗が付き、注目されていた勝負メシも幻となった。
藤井王位の対局では、将棋ファン以外も含めて勝負メシが注目される。牧之原市は市内の飲食店からメニューを募集し、31店舗から候補が集まった。コメント獲得数のトップは「末広飯店 風来坊」の「ナスとトマトのピリ辛和え麺とお茶の葉入りしらすの茶飯」。市民投票で上位5つのメニューが候補として決まっていた。
①末広飯店 風来坊/ナスとトマトのピリ辛和え麺とお茶の葉入りしらすの茶飯
特徴は、牧之原産トマトと豆板醤を煮詰めた「自家製トマト豆板醤」。揚げナスと「自家製甘醤油」、「トマト豆板醤」で和え、中国山椒や自家製ラー油で香りづけしている。暑い日にぴったりの一品。
②門善/特上とろろ天重
牧之原市内で採れた季節の野菜、エビ、アナゴ、白身魚などの海鮮類、さらに擦りおろした牧之原産の自然薯を天ぷらにして盛り合わせた天重。とろろ汁をかけて食べる栄養満点のメニュー。
③きよ寿司/駿河海鮮蒸し寿司(特上 サラダ付き)
魚介類の生で食べるおいしさと、火を通して味わえる旨味を1つの丼で楽しめる。炭水化物、タンパク質、ミネラルと勝ちメシに必要な3つの要素を揃えているという。
④旅の館 大沢/小学生が考えた鈴木梅太郎丼
地元にある地頭小学校5年生と旅の宿・大沢がコラボしたランチ。世界で初めてビタミンB1を発見した小学校の大先輩・鈴木梅太郎博士にちなみ、ビタミンB1たっぷりの豚肉やホウレンソウに梅を組み合わせた丼。
⑤Akinosきっちん/牧之原台地と海の幸せのPIZZA
トマトソースとモッツァレラチーズは手作りで、生地は手こねで48時間以上の熟成発酵を使用したこだわりのピザ。地産地消を大切にし、大半の具材は牧之原市で仕入れている。
王位戦第6局は9月5、6日に牧之原市の平田寺で予定されており、その際には2人の棋士には勝負メシが提供されることになっていた。だが、第5局で藤井王位が防衛に成功して勝負が決まったため、牧之原市での勝負メシは幻に終わった。
(SHIZUOKA Life編集部)