2022/07/19
静岡県の参院選投票率は全国で何番目?市区町別のトップは? 全国1位の村は88%超
■静岡県の投票率は52.97%で全国17位 前回より増加も過去5番目の低水準
7月10日に投開票された第26回参議院議員選挙の投票率は52.05%(選挙区)で、前回2019年の参院選を3.25ポイント上回った。静岡県は52.97%で全国17番目。市町村別では川根本町がトップで、最も低かったのは富士市だった。
投開票日2日前に、奈良市で応援演説中だった安倍晋三元総理が銃撃された今回の参院選。衝撃的な事件が投票率の上昇に影響したとも言われている。
全国の投票率は選挙区が52.05%、比例代表で52.04%だった。選挙区は過去2番目に低い前回2019年参院選の48.80%を上回ったものの、過去4番目に低かった。
都道府県別に見ると、最も投票率が高かったのは前回と同様に山形県で61.87%。次いで、長野県の57.70%、東京都の56.55%となった。一方、最も低かったのは徳島県で45.72%。前回より7.13ポイント増加したが、前回に続いて最下位だった。2番目は石川県の46.41%、3番目は広島県の46.79%となった。
静岡県の投票率は52.97%で、前回の50.46%を2.51ポイント上回った。全国平均より高く全国17番目だったが、過去5番目に低い水準となっている。
■市区町別では川根本町が68.53%で1位 全国トップは88.15%
市区町別で最も投票率が高かったのは、川根本町の68.53%。西伊豆町が60.76%、湖西市が60.55%と続いている。43市区町のうち、この3市町を含む7つで60%を超えた。50%を下回ったのは8市区町。富士市が最も低い47.95%で、次いで富士宮市48.06%、静岡市清水区48.26%となった。
有権者が少ない方が投票率は高くなる傾向にあるため単純には比較できないが、全国には投票率が80%を超えた地域もある。トップの宮崎県西米良村は88.15%。有権者は903人と宮崎県内で最も少ないが、796人が投票した計算になる。2位は岐阜県白川村の86.04%、3位は宮崎県諸塚村で85.86%だった。
改選2議席の参院選静岡選挙区には、過去2番目に多い8人が立候補した。元御殿場市長で自民党の若林洋平氏が62万2141票を獲得して初当選し、無所属で現職の平山佐知子氏は44万6185票で2回目の当選を果たした。トップ当選した若林氏は、平山氏が地盤とする磐田市以外、全てで最多得票となった。
(SHIZUOKA Life編集部)