舘山寺温泉など観光施設が充実している浜松市西区

■1位は浜松市西区　静岡市葵区は18位→8位にアップ

不動産会社の大東建託が「街の幸福度＆住み続けたい街ランキング2023」の静岡県版を発表した。街の幸福度は浜松市西区、住み続けたい街は森町がトップだった。ともに2年連続で1位となった。幸福度ランキングのトップ10は昨年から大きく順位を上げた街もあった。

大東建託が実施している「いい部屋ネット　街の幸福度ランキング」は、自分が住む街について「非常に幸福だと思う」の10点から、「非常に不幸だと思う」の1点まで10段階で回答する。その点数の平均を10倍して、100点満点でランキングを作成する。

2019年から2023年までの5年間に、20歳以上の男女計2万1101人がインターネット経由で回答した結果が集計される。今年は2月中旬から約1か月間、調査期間が設けられた。

その結果、静岡県内で最も幸福度が高かったのは浜松市西区で、点数は68.5点となった。2年連続の1位に輝いた。

浜松市西区の自治体担当者は「温泉やテーマパークといった観光地が充実しているとともに、農業や水産業も盛んな地域。東海道新幹線や国道1号、東名高速などが通っており、浜松市の西の玄関口となっている。特徴ある産業と恵まれた交通主要施設、暮らしやすい住環境により、今後も発展が期待されている」とコメントしている。居住者からは「家族仲良く安定した暮らしの中、趣味が行える」などの声が寄せられている。

2位は昨年から順位を1つ上げた長泉町。3位は昨年の9位から躍進した菊川市だった。静岡市葵区も大きく順位を上げている。

【街の幸福度ランキングトップ10】

①浜松市西区　68.5点（1位）

②長泉町　67.6点（2位）

③菊川市　66.8点（9位）

④浜松市浜北区　66.7点（2位）

⑤浜松市東区　66.7点（7位）

⑥磐田市　66.6点（8位）

⑦浜松市北区　66.6点（11位）

⑧静岡市葵区　66.2点（18位）

⑨湖西市　66.2点（6位）

⑩森町　66.0点（5位）

※カッコ内は昨年の順位

■住み続けたい街　2年連続で森町が1位

一方、住み続けたい街ランキングは森町が2年連続でトップに立った。その理由として「街に誇りがある」、「街に愛着がある」と回答した住民が多かった。2位の静岡市と3位の清水町は昨年と順位が入れ替わった。トップ10は大きく変わらなかった。

【住み続けたい街ランキングトップ10】

①森町　63.9点（1位）

②静岡市葵区　63.3点（3位）

③清水町　63.3点（2位）

④藤枝市　61.5点（4位）

⑤静岡市清水区　61.2点（5位）

⑥浜松市北区　61.0点（8位）

⑦長泉町　60.8点（6位）

⑧浜松市東区　60.3点（12位）

⑨三島市　60.2点（7位）

⑩静岡市駿河区　60.1点（10位）

※カッコ内は昨年の順位

街の幸福度ランキングも、住み続けたい街ランキングも回答者50人以上の自治体の結果を集計している。50人未満の自治体はランキングの対象外となっている。

（SHIZUOKA Life編集部）