2024/01/17
プロが選ぶ全国のホテル・旅館 30位以内に静岡県から3つ トップ5に石川県が2つ
■全国トップは石川県の加賀屋 静岡県最上位は稲取銀水荘
「プロが選ぶ日本のホテル・旅館100選」が発表され、トップ30に静岡県内の宿泊施設が3つ入った。最上位は東伊豆町にある「稲取銀水荘」の6位。全国1位は石川県の「加賀屋」だった。
旅行新聞新社が主催する「プロが選ぶ日本のホテル・旅館100選」は日本で最も歴史のある宿泊施設に関するランキングとして知られている。国内にある約1万4000の宿泊施設へのアンケートをもとに年に一度、1位から100位までを発表している。
ランキングは「もてなし」、「料理」、客室や風呂といった「施設」、イベントや四季の演出などの「企画」と4つの部門の100選に加えて、総合順位も決めている。今月発表された2024年度版のトップ5は以下のようになった。石川県から2つ入っている。
①加賀屋(石川県・和倉温泉)
②水明館(岐阜県・下呂温泉)
③八幡屋(福島県・母畑温泉)
④白玉の温泉慶・華鳳(新潟県・月岡温泉)
■26位は下田の観音温泉の施設 30位は伊豆下田相玉温泉
静岡県内の宿泊施設で最も順位が上だったのは、東伊豆町にある稲取温泉「稲取銀水荘」の6位だった。昨年の4位から順位を2つ下げたが、高い評価を得ている。
1957年に開業した稲取銀水荘は、目の前にきらきらと光る銀の海が広がることから名付けられた。「当たり前のことを当たり前に、当たり前のことをそれ以上に」をモットーに、時代とともに変化する当たり前とおもてなしを追求している。
今回のランキングでは「もてなし」と「料理」で5位、「企画」は6位と、3つの部門でトップ10入りした。もてなし部門は過去に1位を獲得するなど、毎年高く評価されている。
総合ランキングで稲取銀水荘に続いた静岡県内の宿泊施設は、下田市の観音温泉「飲泉・自家源泉かけ流しの秘湯 観音温泉」。昨年の23位から順位を落としたものの、26位に入った。飲泉にも最適な温泉で、「美人の湯」とも呼ばれている。食事は海に恵まれた伊豆の魚介類と自家栽培の野菜を使った源泉会席を特徴としている。
次いで、30位には伊豆下田相玉温泉「里山の別邸 下田セントラルホテル」が入った。1万坪の広大な敷地には清流が流れ、遊歩道が整備されている。自然の中で散歩や読書を楽しめる。客室は庭園や露天風呂付きのタイプや和モダンなどテイストが様々で、好みに合わせてのんびりとプライベートを満喫できるところが魅力だ。
(SHIZUOKA Life編集部)