2024/03/05
松本潤さんの写真展 撮影者は岡田准一さん 徳川家康ゆかりの場所で期間限定開催
■どうする家康の撮影現場で撮影 静岡市の浅間神社で無料公開
ファンはもちろん、歴史好きも必見の企画が静岡市で始まった。昨年12月まで放送されたNHK大河ドラマ「どうする家康」で主演を務めた嵐の松本潤さんの写真が期間限定で展示される。撮影したのはドラマの中で織田信長役を演じた元V6の岡田准一さん。松本さんからの無償で写真を貸し出したいという提案で貴重な機会が実現した。
展示される写真は、松本さんが昨年12月から今年1月にかけて東京・六本木で開催した自身の展覧会「JUN MATSUMOTO EXHIBITION 『PERSPECTIVE』」の作品3点。岡田さんがドラマの現場で撮影し、富士山を背景にした写真や大御所時代の徳川家康に扮した写真など、静岡とのゆかりを感じられる作品となっている。会場には写真に加えて、松本さんのコメントや浅間神社、久能山東照宮、駿府城公園といった徳川家康ゆかりの地を紹介するパネルも展示される。
写真展は静岡市にある浅間神社の「旧・どうする家康 静岡 大河ドラマ館」で開かれる。昨年12月までNHK大河ドラマ「どうする家康」で徳川家康役を演じた松本さんは市を通じて次のようにコメントしている。
「大河ドラマ館を開設なさるなど特に熱く応援をしてくださった家康公ゆかりの地の皆さんに、このたびご恩返しと感謝の気持ちを込めてEXHIBITION『PERSPECTIVE』で展示した作品の一部を、無償でお貸出ししたいと考えました。地元の皆さまがお喜びくださったり、ドラマをご覧になっていた方々が訪れてくださったりするなどして、地域の活性化にもつながれば、とてもうれしいです」
■知名度向上や魅力発信に貢献 静岡市が松本潤さんに感謝
松本さんによる写真展開催について、静岡市は「ドラマの放送が終わった後も家康公ゆかりの地に寄り添い、想いを持ち続けていただいていることを大変うれしく思っています。市外や遠方から来てくださる方にはドラマのストーリーを振り返りながら、ゆかりの地を巡って、静岡市の歴史・自然・豊かな食などを楽しんでもらいたい」とコメントした。
市は写真展を通じて浅間神社が徳川家康と関わりが深い場所であることを知ってもらうとともに、二階建ての神社建築としては国内最大級の大拝殿をはじめとする漆をぜいたくに使った装飾を見てもらう機会にしたいと考えている。
松本さんは「どうする家康」の初回放送日や最終回に静岡市でのイベントに参加するなど、市の知名度向上や魅力発信に貢献した。市は「松本さんが家康公を演じて新たな家康公像が描かれたことで、松本さんを通じて家康公に興味や関心を持ってくれた人も多いのではないかと思っています。折に触れて静岡市内のゆかりの地を訪れ、地元の子どもたちとも交流機会を持っていただき、ドラマの制作や役づくりなどを通じて静岡市のことを知っていただき、気にかけていただきました」と感謝した。
写真展は入館無料。3月20日まで開催されている。
(鈴木 梨沙/Risa Suzuki)