2024/04/02
異業種や同業ライバルもタッグ 静岡中心市街地の活性化と市民への感謝で一丸
■4月14日に開催 「フードフェスティバル&こどもフェスティバル」
業種が違っても、時にはライバル関係になっても、静岡市への愛着は同じ。4月14日に静岡市の中心市街地で開催されるイベント「フードフェスティバル&こどもフェスティバル」を地元企業もサポートする。事業を通じて市民の温かさを知り、静岡への思いを強くしている。
青葉シンボルロードで開かれる「フードフェスティバル&こどもフェスティバル」には人気飲食店が出店し、射的や似顔絵といった子どもも大人も楽しめる企画が予定されている。イベントで地元を活気付けたい――。主旨に賛同した地元企業が資金面で後押しする。
地域密着の不動産会社「N.Y不動産」は2021年に開業した新しい会社で、フットワークの軽い若いスタッフによる細やかなサービスを特徴としている。取り扱うのは土地、戸建て住宅、マンション、収益物件と幅広い。「実家を相続して売却したい」、「マンションから戸建てに住み替えたい」などの相談から、不用品の処分や各種登記といった売買後のアフターケアまで対応している。
土地や住宅を扱っているからこそ、静岡市の住みやすさを実感。イベントへの協賛で「静岡市の良さを広く知ってもらいたいです。市街地に活気を生むお手伝いができればと思っています」と話す。
■N.Y不動産、奏建ハウス、IGNITE静岡正規代理店が協賛
焼津市に本社を置く「奏建ハウス」も支援する。奏建ハウスは外壁や屋根、浴室やトイレ、増改築や太陽光発電など、住宅のあらゆる悩みを解決する総合リフォーム会社。外構工事や不動産の売買や仲介もしている。焼津市は静岡市と隣接しているため、静岡市内からの相談や依頼も多い。
住宅に関する多種多様な要望に応えられるのは、つながりを大切にして幅広いパイプを生かしているから。例えば、知識や経験が必要な雨漏りの修理は専門業者と連携し、侵入経路を特定して雨漏りを完全シャットアウトする対策を講じる。
イベントの協賛を決めた理由は、今回のイベントと会社が展開する事業内容に共通点を見出したからだった。担当者は「リフォームは1人1人の職人が持ち味を発揮したり、他の業者と協力したりして依頼に応えます。そして、お客さんに喜んでもらうところにゴールがあります。今回のイベントも様々な業種が会場に集まって、参加者を喜ばせるために力を合わせるところが似ていると思いました」と語る。
「IGNITE 静岡正規代理店」もイベントをサポートする。「IGNITE」はニコチンとタールが含まれていないシーシャ。世界40か国ほどで販売され、日本にも最近上陸した。静岡県内で正規に取り扱いしている会社は珍しく、昼間でも販売しているところは全国初だという。
「子どもが楽しめるイベント」と「電子タバコ」。両者に接点はないかもしれないが、企業として静岡市の活性化に貢献したい思いを常に抱いている。担当者は「接客の相手は大人ですが、静岡市民の人柄の良さを感じています。普段の仕事で子どもたちと接する機会がないからこそ、子ども向けのイベントに関わりを持ちたいと思いました」と説明した。
「フードフェスティバル&こどもフェスティバル」は4月14日午前10時から午後5時まで、青葉シンボルロードで開催される。飲食店のほか、キッズネイルや塗装体験なども予定されている。
(SHIZUOKA Life編集部)