2024/04/26
【渋滞回避術】王道から裏技まで GWの高速道路 はまった時の対処法
■GW期間の高速道路 10キロ以上の渋滞は386回と予測
日本道路交通情報センターや中日本高速(NEXCO中日本)などは、ゴールデンウィーク中の高速道路の渋滞予測を公表している。混雑のピークは上りが5月3日から5日、下りは5月3、4日となっている。渋滞を回避するには?渋滞にはまってしまったら?王道から裏技まで紹介する。
日本道路交通情報センターなどは、ゴールデンウィーク期間(4月26日~5月6日)に高速道路で10キロ以上の渋滞が上下線合わせて386回発生すると予想している。昨年の実績よりも上りで62回、下りで26回の計88回増えると見込む。
そのうち、30キロ以上の渋滞は昨年より1回少ない19回。最大45キロの渋滞が5月3日午前6時の東名高速下り秦野中井IC付近、5月3日と4日午前6時の中央道下り相模湖IC付近で予測される。10キロ以上の渋滞が最も多く発生するのは下りが5月3日の50回、上りは5日の51回となっている。
ドライバーなら誰もが回避したい渋滞。王道は最新情報を確認し、道路が混む日時を避ける方法だ。中日本高速によると、お盆期間中に東名高速の上りで静岡ICから東京ICまで移動するケースで、静岡ICの通過時刻を午後4時から午前8時に早めた結果、約1時間半の時間短縮につながった。
■3つの渋滞対処法 追い越し車線の走行は最も遅い!?
予定を変更して渋滞を回避するのがベストだが、すでに日程を固めている人も多い。渋滞にはまった場合、以下の3つの対処法が有効になる。
①追い越し車線を走らない
急いでいる時は特に一番右の追い越し車線を選びがちだが、実際は最も時間がかかる可能性が高い。3車線の高速道路の渋滞時、車の平均速度は左側が時速25キロ、真ん中が20キロ、右側が16キロというデータがある。一気に前に行きたい心理はドライバーに共通しており、結果的に追い越し車線に最も多くの車が並ぶ。
②大型車が多い車線を選ぶ
トラックやバスなどの大型車は加速には優れない。だが、車高が高く、普通車よりも道路の先が見えるため、流れが良い車線を判断しやすいメリットがある。また、バスは同じ道路を繰り返し走っているため渋滞回避の方法を知っていたり、他のバスなどから最新情報が入ってきたりする。大型車が多い車線を選ぶと混雑を回避できる時もある。
③ETCレーンを避ける
料金所のETCレーンが混雑している時は、一般レーンを使うとスムーズに通過できる。ETCカードを機器から抜いて料金所の係員に渡せば、ETCで支払いができる。ちなみに、ゴールデンウィーク期間中は休日割引が適用されない。
その他にも車線変更を繰り返したり、車間を詰めすぎたりすると事故のリスクが高まるだけではなく、渋滞にもつながる。ゴールデンウィーク期間の移動は道路の混雑を避けられないが、渋滞回避の方法を知っておくとストレスが軽減する。
(SHIZUOKA Life編集部)