■純利益4億6100万円　前年同期間比＋1億3400万円

サッカーJ1ジュビロ磐田の2023年度の決算が発表され、2期連続の黒字となった。純利益は4億6100万円で、前年同期間比で1億3400万円増加。J2降格でJリーグの配分金が減少した一方、入場料やスポンサーによる収入が増えた。

清水エスパルスも2023年度の決算発表　売上高は過去最高更新

ジュビロ磐田を運営するジュビロによると、昨年2月から今年1月までの売上高は42億5300万円だった。前年の同じ時期と比べて2億1600万円増え、最近10年間で3番目に多かった。

純利益は4億6100万円で2期連続の黒字となった。営業利益は5億1900万円と前期から1億8500万円増加。これは外国人の二重契約問題で国際サッカー連盟（FIFA）から処分を受けて選手の補強を禁止されたことから、強化費が減った影響が表れた。

ジュビロ磐田は昨シーズン、補強ができない状況で苦戦が予想されたが、外国人選手に頼らないチームづくりで結果を残した。J2最終節で昇格を決め、今シーズンはJ1の舞台で戦っている。

ジュビロは今期、売上高45億9000万円、純利益5500万円を掲げている。チームの成績が上向けば、クラブ経営の面でも好影響が期待される。

なお、ジュビロ磐田と対照的に昨シーズンは最終節でJ1昇格を逃した清水エスパルスは2023年度、売上高51億100万円と過去最高を更新している。純利益は7500万円で5期連続の黒字だった。

（SHIZUOKA Life編集部）