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2024/05/13

お客に1億円のお返し 住所非公開の店 異色の飲食グループが静岡県に初進出

木材を基調とした落ち着いた雰囲気の店内

■一石三鳥グループ 三島市に高級焼き鳥店オープン

エンターテインメント性やオリジナリティに富んだ食事や空間が話題となっている「一石三鳥」が静岡県に初めて店を構える。選んだ場所は首都圏からも交通アクセスの良い三島市。5月27日に高級焼き鳥店をオープンする。

 

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東京都と大阪府で計9店舗を運営する一石三鳥グループは本店の焼き鳥店をはじめ、割烹料理や焼き肉、さらには完全予約制で住所非公開の寿司店も展開している。腕利きの料理人による確かな味に加えて、ブライダル業界出身のオーナー仕込みの空間づくりが特別な時間を演出している。

 

一石三鳥グループの店はオープン前から話題となり、中にはオープン直後に半年先まで予約が埋まる店もある。5月に新たに開店する「一石三鳥三島店(三島市栄町2-26)」は東京・新橋の本店と同様、「手の届く高級焼き鳥」をコンセプトにしている。

 

東京、大阪の次に三島市を選んだ理由は、一石三鳥グループの米田拓史代表が第2の故郷と位置付けているため。大学時代を三島市で過ごし「今の自分をつくり上げてくれた場所に恩返しがしたい」と静岡県初出店を決めた。

カウンターに加えてテーブル席も用意

■昨年1月に「1億円還元企画」 1万人に1万円分の食事券

東海道線新幹線が停車する三島は東京から40分ほど、名古屋から約1時間半と交通アクセス抜群。米田代表は「この店が県外から三島市に来る理由となり、地元の活性化につながれば」という思いも込めている。

 

一石三鳥三島店は木材を基調とした落ち着いた雰囲気で、カウンターとテーブル席を用意している。提供する焼き鳥は部位や種類によって最も良い火入れができるように薪と炭、どちらも使える料理場を設けた。薪は高温で一気に火が入り、炭は遠赤外線で中までじっくり火が入って炭の風味も感じられるという。

 

一石三鳥グループと言えば、昨年1月に発表した企画が注目された。グループでは4つのプロジェクトでクラウドファンディングを利用し、計1億1942万円を集めた。この支援によって顧客の獲得や店舗拡大に成功。米田代表は感謝の気持ちを込めて「1億円マルっとお客様還元企画」を打ち出した。

 

この企画はグループの各店を利用した人に対し、次回以降に使える1万円分の食事券を1万人分配布する内容。合計1億円を文字通り、お客に還元するものだった。予約の取れない店として東京や大阪で知られている一石三鳥。三島市の認知度アップやにぎわい創出の役割が期待される。

 

SHIZUOKA Life編集部)

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