■全国の医師1004人に調査　腸活に良い食べ物と食習慣

静岡県焼津市のかつお節をダシに使ったキムチを販売している八恵同は、全国の医師1004人を対象に「腸活に良い食べ物と食習慣」を調査した。腸活に良い食べ物の1位はヨーグルトだった。腸活には「免疫力アップ」や「肌トラブルの改善」にメリットがあるという。

福岡市に本社を置く八恵同は素材にこだわった日本人好みのキムチを販売している。特徴の1つはダシが効いていること。ダシに使用しているのは江戸時代からの伝統工法「手火山式」で1本1本いぶされた焼津市のかつお節。唐辛子の風味に負けない香りを感じさせる。

八恵同は4月下旬、全国の医師1004人に対して腸内環境のバランスを整える「腸活」に関する調査を実施した。その結果、腸活に良い食べ物の1位にはヨーグルトが選ばれた。調査は複数回答式で2位はキムチ、3位は乳酸菌飲料となった。

【医師が推奨する腸活に良い食べ物トップ5】

①ヨーグルト　47.7％

②キムチ　34.7％

③乳酸菌飲料　31.7％

④味噌　30.7％

⑤納豆　30.2％

キムチは腸活に良い食べ物2位にランクイン

■腸活のメリット　1位は免疫力の向上

調査に回答した医師は、上記の食べ物が「腸内細菌が活性化する」、「腸内がきれいになる」、「乳酸菌類は腸に入って善玉菌となり、腸内で乳酸をつくり出して悪玉菌の増殖を抑制し、腸内フローラを改善する」といった効果を生み出すと説明している。腸活のメリットに関する質問では「免疫力の向上」が最も高く49.1％、次いで「肌トラブルの改善」が44.0％、「便通の改善」が41.4％となった。

腸活の効果を高める成分には「ビフィズス菌」、「乳酸菌」、「納豆菌」が上位3つを占めた。医師が実際に行っている腸活を意識した食事については、以下のような回答が集まった。

・発酵食品の摂取および食物繊維の豊富な食品の摂取

・朝起きたあとにレモン水を飲む

・乳製品を積極的に摂取している

・発酵製品と繊維質、朝の白湯

回答した医師のうち、7割以上が食材を選ぶ時に食品添加物を「避ける」または「できる限り避ける」ようにしているという。その中でも、「着色料」、「保存料」、「増粘剤・安定剤」、「酸化防止剤」を避ける傾向が強い。

（SHIZUOKA Life編集部）