■静岡市で観測史上初の40℃　全国26都県に熱中症警戒アラート

7月7日は西日本から東北にかけて広い範囲で猛烈な暑さとなっている。静岡市では午後1時過ぎに、全国で今年初めて気温が40℃に達した。浜松市でも最高気温が38.8℃となっている

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気象庁によると、西日本や東日本の広範囲が太平洋高気圧に覆われ、全国各地で気温が上昇している。静岡市では午後1時18分に40℃を記録。気象庁が統計を開始した1940年以降、最も気温が高くなった。気温が40℃を超えたのは昨年8月10日に石川県小松市で観測されて以来で、今年は全国初となる。

湿度も高く、熱中症の危険性が高いことから、気象庁と環境省は静岡県を含む26都県に熱中症警戒アラートを発表した。不要不急の外出を避けたり、エアコンを使用したりするよう呼び掛けている。

日本の気温は近年、上昇している。気象庁によると、史上最高気温は2020年8月17日の浜松市と、2018年7月23日の埼玉県熊谷市で41.1℃。観測史上最高気温はトップ10のうち8つが2018年以降となっている。

【観測史上最高気温トップ10】

①浜松（静岡県）41.1℃：2020年8月17日

〃熊谷（埼玉県）41.1℃：2018年7月23日

③美濃（岐阜県）41.0℃：2018年8月8日

〃金山（岐阜県）41.0℃：2018年8月6日

〃江川崎（高知県）41.0℃：2013年8月12日

⑥天竜（静岡県）40.9℃：2020年8月16日

〃多治見（岐阜県）40.9℃：2007年8月16日

⑧中条（新潟県）40.8℃：2018年8月23日

〃青梅（東京都）40.8℃：2018年7月23日

〃山形（山形県）40.8℃：1933年7月25日

7月上旬に気温が40℃を超えるのは極めて珍しい。昨年は8月5日に福島県伊達市で全国初の40℃を記録した。観測史上の最高気温を見ても、歴代上位25位で7月上旬の記録は1998年7月4日に観測された上里見（群馬県）の40.3℃しかない。

（SHIZUOKA Life編集部）