■クラブ誕生15周年の一戦　愛媛FCに0-1で敗戦

静岡県藤枝市を本拠地とするサッカーJ2の藤枝MYFCは7月13日、ホームで愛媛FCと対戦した。試合は0-1で敗れたが、ホームの藤枝総合運動公園サッカー場にはスタジアム史上最多となる9640人が訪れた。クラブが掲げた「リベンジ1万人」には、わずかに届かなかった。

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2009年7月15日に誕生した藤枝MYFCは、愛媛FCとの試合を創立15周年の記念と位置付けて開催した。節目の一戦を勝利で飾ろうと積極的に攻撃し、相手の8本を上回る12本のシュートを放った。ただ、ゴールが遠く、0-1で敗戦。これで9勝12敗3分けとなり、20チーム中10位となっている。

順位ではJ2の中位にいる藤枝MYFCは、観客動員で苦戦が続いている。ここまでホームゲームの入場者数はリーグ最下位。クラブは愛媛戦を前に次のようにコメントした。

「サッカーのまちを掲げる藤枝市で開催していながら、ホームゲームの入場者数は現在J2最下位です。J1を目指す上で直近10年に平均5000人を割って昇格したクラブはありません。たくさんの拍手や声援でチームが最大限力を発揮できる環境をつくりたい。クラブ記録を上回り、ともに新たな歴史を築きましょう」

藤枝MYFCがホームとする藤枝総合運動公園サッカー場

■今季開幕戦は7243人　スタジアムの過去最多8600人更新

クラブは愛媛戦を「リベンジ1万人」と銘打って、クラブ初の入場者数1万人達成を呼びかけた。今シーズンの開幕戦で同じ目標を掲げたが、7243人にとどまっていた。

藤枝MYFCは愛媛戦で1万人にTシャツやペンライトをプレゼントし、焼津市とコラボレーションした魚河岸シャツの販売も開始した。前節の水戸ホーリーホック戦の2915人からは大きく数字を伸ばしたものの、入場者数は9640人と1万人に届かなかった。

藤枝総合運動公園サッカー場の入場者数は今まで、2002年のワールドカップ日韓大会前に開催されたセネガル代表とサッカーJ1柏レイソルの親善試合が最多だった。この時は8600人が来場している。今回は記録を更新する9640人。果たせなかった1万人のリベンジは次節以降に持ち越しとなった。

（SHIZUOKA Life編集部）